2017年2月11日土曜日

巣鴨地蔵通り商店街

電車で行くとオオゴトだが、直接家から歩くと巣鴨駅まで2.2㎞、商店街入り口まで2.5㎞、自転車行動圏だったので、この「散歩・ご近所カテゴリー」に含める。

結構にぎやか。
今日は祝日だが、もうみんな土日関係ない人たちだからいつも混んでいるみたい。


おじいちゃんおばあちゃんの町と思っていたが、いつのまにか私も彼らと大して年が変わらなくなってきた。通りの両側に、美味しそうな店が並び、行列のできているところもいくつかあった。今のお年寄りはちゃんとネットで調べてくるのかもしれない。そんなに高そうでないし、私も仕事を辞めたら、ちょくちょく遊びに来ようかな。

高岩寺といわれてもピンとこないが、とげぬき地蔵は有名。
南谷寺より目赤不動、東覚寺より赤紙仁王、源覚寺よりこんにゃく閻魔、など、寺名よりも本尊、仏像の方が有名なのは面白い。

今はお堂の奥に引っ込んでいるが、昔は参拝者ともっと物理的にも心理的にも近い関係だったのだろう。願い事をかなえてくれるのは仏像であり、お寺ではない。文字を読めない庶民にとって漢語の寺名は理解できず、あだ名のような本尊の名前しか覚えられなかった。今は反対に、例えば地図には寺名しかないから、仏像名は知らない。


巣鴨からの中山道は種や街道とも言われた。
江戸土産の一番は地図、すなわち色鮮やかな切絵図だったというのは分かるが、野菜の種や苗、というのも納得する。今のように万事が全国均一でなかったから、野菜などは土地土地で珍しいものが多かっただろう。小松菜、滝野川ごぼう、駒込ナス。種は軽いし、格好の土産だった。いや、商売だったかもしれない。

以前歩いたとき、その案内板を見た記憶があったので探したが分からなかった。時間がなかったので、タネやさんを探すこともできなかった。

帰ってきて調べたら案内板は旧中山道に入ってすぐ左の真性寺だった。案内板はJA東京が設置した。それによれば、明治中期にはとげぬき地蔵から板橋清水町まで6キロの間に種子屋問屋が9戸、小売店が20戸も立ち並んだという。


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