6月21日、全都道府県をまたぐ移動が解禁になった初の日曜日。
このところ、人出は週が変わるたびに増えていく。
コロナはなくなったわけではないが、付き合っていくしかないだろう。
道灌山下交差点のマイバスケットあたりから長い行列。
ここらで行列といえば、もっと先のウェルシアのマスクとポポーのサンドイッチくらい。
なんだなんだと思ったら、唐揚げ屋の新規開店。
2020-06-21 12:04
からあげ専門・千駄木屋
ここは2013年来たときは大島ラーメンだった。
90年代は20店舗を展開していたらしいが、2013年に経営破綻、ここ千駄木を新本店として再出発したとネットにあったが、それ以前からここは大島ラーメンだったと思う。
店が入っているマンションの名前はベルーフ大島という。
神無備、つけ麺TETSU(本店)、いっとく、麺屋・義(ヨシ)、と不忍通り道灌山交差点付近はラーメン激戦区。大島ラーメンは2016年ころ閉店し、節骨麺たいぞう千駄木店となった。
節骨麺も入ってみないうちに閉店、今度はテイクアウトの唐揚げ屋になった。
唐揚げ専門店は道灌山交差点の動坂寄りにもある。
普通に考えれば厳しそうだが、外国人含めた一人暮らしの需要を狙うのだろうか。
向かいの西菜亭から変わった日暮里食堂も苦戦しているし、大体、飲食店が多すぎると思う。
よみせ通り
まだ人出はちょっと少ないかな。
越塚ハムのあたりは多かった。
12:07
谷中銀座入り口から南も観光客はぽつぽつ。
12:07
角の弁当屋さん、トーホーはじめ閉店したままの店も多い。
しかし人出はかなり戻っている。
12:08
越後屋酒店の前でビールケースに腰かけて飲む観光客はいなかった。
肉のサトー、肉のスズキは開いており、メンチカツも売れていた。
もともと自分の家で営業しているならいいが、家賃を払っているところはきついだろう。
地元の人は、ここでは買い物しないから観光客がいないとやっていけない。
しかし谷中はまだよい。本格的な観光地はもっと悲惨である。
不要不急、なくても困らない業種だし不安定。インバウンドをあてにして新規に開業あるいは規模拡大するときはリスクを考えなくてはいけなかった。この数年、外国人相手にさんざん儲けたところは、自業自得、自己責任という気もするが、行政の責任も重い。
この国は総理大臣自ら訪日外国人4000万人などとアドバルーンを上げた。
日本の国土は総理大臣と観光業者のためにあるのではない。
民泊法をつくり旅行者増加の追い風とし、各自治体までインバウンド産業の後押しをした。経済活性化のために日本の観光地は品の悪いテーマパーク化した。
実質移民を容認、家族の移住を認めたことも、日本を身近なものにし、友人を訪ねる旅行者を増やしたただろう。
そもそも経済活性化とは必要だろうか?
人口が減っていくのだから経済縮小は仕方がない。細々と現状維持を目指すべきだったのである。どの企業も前年比売り上げ増を目指すの異常ではないか。同じ口で地球にやさしいとかSDGsとか言ってたりして、ちゃんちゃらおかしい。
身の丈に合った、欧州の小国を手本にするべきだろう。
12:10
少し頭を冷やし、観光業者は5年前?10年前?に戻るべきではなかろうか。
知性のない政府に踊らされ、業者が多くなりすぎた。
今後しばらく国内旅行者だけとなり、多くのホテル、土産物店が倒産するだろう。
本来、インバウンドを見込んで新規参入した業者が5年前の規模まで縮小、撤退すればいいのだが、昔から真面目にやってきた老舗も倒産するのである。これはかわいそうだ。
池之端の鴎外荘水月ホテルは先月閉館、
日暮里のラングウッドも再開のめどが立たない。
政府がやるべきは、go to キャンペーンなど一時しのぎの政策ではない。
いくら税金をつぎ込んでも異常に増えたホテル、旅館などは救えない。
なんとか五輪後もインバウンドなしでもやっていけるレベルに軟着陸できるよう、縮小に向けた援助である。
本来ホテル、旅館、土産物店などは電車、バスと同じで、社会にとって必要なインフラであり、国民に息抜きの娯楽を与えるものだ。それが国民を無視してインバウンド目的の経済活性化、金もうけの手段にしてしまった。しかし景勝地などはそこを訪れる国民みんなの財産であり、観光業者のものではない。
この機会に政府と業者は目を覚ましてほしい。
三密の典型のようなザクロがやっていた。
以前よりさらに賑やかになっていた。
夕焼け段々を上がり、ふと左をみる。
12:11
長らく階段の上にあった冨士見ホテルが解体されるのだろうか?
昭和から変わっていない路地の奥は通行止めになっていた。
この日は新御徒町の娘の新居に行く。
手土産は彼女の好きなイナムラショウゾウにするつもりが行列。
上野松坂屋へ行くのも面倒なので、前と間隔のあいた足形の上に並ぶ。
店内はマスクして3組ずつ入る。
浄名院そばの店は桜があって、外で待っているとミントの浮いた冷水をもてなされたりして好きだったのだが、昨年7月に閉店した。2013年だったか、秋山木野小山さんを上野の噴水から我が家に連れてきたとき途中で彼女らが買ってくれた。
今はかつて喫茶もあったショコラティエの場所だけになり、ケーキと洋菓子を売っている。
駅ビルにおしゃれなケーキ屋がいっぱいある時代、競争も厳しいのだろうか。
イナムラショウゾウの向かいもそうだが、谷中墓地と朝倉彫塑館に挟まれたこのあたりは古い家が残っている。
12:23
この建物は40年前はラブホテルだった。
塀もそのまま。
今、どういう風に利用されているのだろう。
一階は和食のたんぴょう亭である。
右側は御殿坂に面したマンションの裏にあたる。
一階が喫茶ルノワールだが、レンガ塀はその昔のネクタイ工場のものらしい。
谷中に住んでいたとき、最寄り駅は日暮里だったからごくたまに通った。
12:26
御殿坂に出るとずっと工事中だった日暮里駅の入り口が新しくなっていた。
昔の入り口がどうだったか、仮設トイレのあった昨年までの形は覚えているが、40年前の景色は思い出せない。
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