まだ残っている。
たいてい丸ごと皮をむいたあと、上から包丁を入れて90度ずつ4等分する。
このとき、かなりの確率で包丁に種が当たる。
これが不愉快。
種はいくつあるのだろう。
たぶん種の場所は決まっているだろう。
この柿のように四角で外から目安があるなら、種を避けて包丁を入れられるのではないか。
老人になるまで柿を剥いて来て、今更遅い気もするが、ちゃんと調べてみた。
(へたの作る四角と柿本体の四角は45度ずれる)
柿は4、リンゴなどは5が基本数字になっていることは知っていた。
花びらの位置など見ておけばよかったのだが、思い立ったのが今だから。
こうしてカンサツすれば、果肉はへたとへたの間が膨れているのが分かる。
四角い形が最初にあるのでなく、へたの間、1時半、4時半、つまり丑寅、辰巳、の部分が肥大して角が4つでき、結果的に正方形になったのが分かる。(よく考えれば当たり前なんだけどね)
へたの間に肥大する部分があったのか、へたが肉の膨張を引っ張る作用があったのかどうかは不明。
で、いよいよ内部をみる。
皮むきは得意。
両親を含め、家族で一番うまい。
とくに意識しなくても、ふだんでも途中で切れることはない。
つまりそれだけ薄く剥けるということだ。
断面から明らかに種の最大値は8個。すべて成熟するわけでないから、4つだったり6つだったりする。
まず上の柿、種はいったいどこを向いているのか。
8個だから対角線方向4つと、十字方向4つかと思ったが、微妙にずれている。
これでは包丁を入れる目安が分からない。
(もっとも正確に対角線と十字に種があるなら、12時と1時30分の間に入れなくてはならないから、これも難しいが)
個体差?
下の柿(断面の場所を変えた)を見て、発見した。
種は2つずつ組になり、肉と同じようにいったん実の角に向かって伸び(つまり十字方向を避ける)、そして途中から分かれている(だから対角線上にもない)
つまり、包丁を入れるときは、まっすぐ置き、十字方向に入れれば種に当たらない。
また対角線に入れても当たりにくい。
分かったからと言ってどうってことないんだけど。
2018-10-25
さて
四角い柿は、こうして種の場所が分かった。
ここで問題を思いついた。
問: お隣さんのような、まん丸の柿は、どうやって推定するか?
家族(妻と娘)に問題出そうかな。
でも誰も聞いてくれないだろうな。
答: 実ではわからないので、裏のへたを目印にすればよい。
へたの指す方向に入れれば種は当たらないはずである。
早速試して柿3個切ってみました。見事です!指摘の通り切ればタネに当たりません。タネを切ってしまうストレスから解放ですね。
返信削除3つも切ったのですか? まさか一度に食べないですよね。
返信削除個体差を確かめられたものと思います。
ただいまn=4(笑)、100%の確率でタネを避けて切ることができています。
返信削除どのくらいの人が知っているんでしょうね。私は50年くらい剥いていて知らなかった。
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