2024年4月3日水曜日

ジャガイモ発芽、三太郎大根、柿の新芽、桜の記憶

3月は気温の変動が激しかった。
そして東京の桜の開花は3月29日、早かった昨年より15日も遅く、平年より5日遅かった。しかし平年より寒かったかというとそうでもなく、寒かったのは3月18日と28日の2日間に過ぎない。平年より暖かかったのである。これはどういうことか?

平年開花の3月24日付近を見れば、23日から気温は高いが雨が続いていた。つまり、気温ではなく日照が問題なのではないか? 日が当たればその部分の温度は上がるわけで、人間と同じように、桜も気温より体感温度のほうが重要なのだろう。

この間、千駄木菜園は、ただひたすら白菜、大根、春菊、ホウレンソウなどの消費に努め、夏野菜の準備は何もしなかった。
わずかにジャガイモを植えた。
2024₋03₋11
ジャガイモ植え付け
2024-04-03
ジャガイモ発芽
ネコに掘られないよう不織布など覆っていたが、剥がしてみたら芽が出ていた。
昨年は食用芋に出た芽を早めに植え、かつビニールで保温促成栽培を試みてモザイク病にやられたが、今年は標準法で作っているのでどうか?
(今年も種イモでなく長野からもらった食用芋だが)

やはりもらってきた玉ねぎが発芽し、その芽だけを埋めていたが、春が進むにつれ、分けつしてきた。このままだと小さい玉ネギになってしまうため掘り出して切り分けた。
2024₋03₋11
2024₋03₋11
これで玉ねぎは、1実生(2系統)、2自家屑玉ねぎ、3発芽玉ねぎの芽、の4種類育てることになった。収穫が楽しみ。

大根は2月26日ころトウが立ってきた。
トウが立つと根部の外縁部が固い網目のようになって筋っぽくなる。
そこで抜いて冷蔵庫に入れたり人にあげたりした。
残った2本を3月3日、昨年同様不織布に包んで地中に埋めた。
2024-03-27
埋めてから3週間目に掘り出した宮重大根
煮ると普通に食べられた。

9月4日に種まきして11月下旬から収穫、24本のうち22本までが1キログラム越え、最大2.3キロ以上(測定不能)という豊作だった。宮重大根は2014年以降毎年作っていて失敗がないが、トウがたつため3月上旬までしか食べられない。
そこで昨年から三太郎大根も作り始めた。
こちらは薹(トウ)が立ちにくい。
2024-03-27
三太郎大根
サツマイモのあと10月22日にまいて18本育っている。
宮重より1か月半ほど遅くまき、収穫は3か月遅れている。
2024-04-03
三太郎大根、初収穫
葉っぱを除いて520グラム、930グラム。
宮重よりずんぐりして短い分だけ小さい。
昨年はこれほどずんぐりしていなかったと思うが。
これだけ暖かくなっているのにまだトウが立たないのは、さすがタキイの開発した時知らず大根である。

・・・・
今日は雨。
この数日、テレビでは各地の桜の様子を映している。東京は開花したものの、まだ2,3割咲きだが、外国人観光客など人出は多い。
我が家は桜がなくなって2度目の春。テレビの桜を見るたび、庭にあった巨木を思い出す。
桜の花の下で一家5人の集合写真を撮ることが夢だったが、皆協力的ではなく、朝は寝ていたり出かけたりして、そのうち皆家を出ていってしまった。
2024₋04₋03
地上1メートルの高さで幹の周囲3メートルあった区の保護樹木は切り株も巨大だった。いまも取り除くことができず、イチゴの定位置になっている。
2024₋04₋03
最近よく降る雨に柿とレッドロビンの新芽が濡れている。
桜がなくなって、我が家で一番古い木になった柿。
この家を買ってから野菜の場所を広げるため、ザクロ2本、モミジ、棕櫚、桜、山茶花、金木犀、ハナミズキと、ことごとく切り、先住者が植えた木はこの柿一本だけになった。
桜の陰にあったから大きくならず実もつけなかったが、昨年は突然363個もなった。
今年はどうだろう。

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昨年の三太郎大根の記述



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