2021年10月15日金曜日

落花生がコガネムシに食われ、駆除薬を調べた


2021-10-09
数年ぶりに柿が生った。
しかし次々と自然落下し、2つだけ残った。
色が濃くならないうちに、ひとつがジュクジュクになってしまったので、もう一つは硬いまま取った。2つとも渋くはなかった。
色がつかないのは温暖化の影響だろうか。

2021-10-09
シャチホコガ
柿の隣のサクラの下に来たら虫の糞が敷石の上に落ちていたので見上げた。
枯れ葉のような虫が桜の葉をむしゃむしゃ食べていた。
「枯れ葉のような芋虫」で検索したらシャチホコガ科の幼虫とわかった。
この科は世界で3800種、日本でも123種あるというから、その世界の人には人気がある虫なのだろう。尾(腹部)を鋭角に曲げてまさに鯱鉾。
名前が成虫でなく幼虫の形から決まっているのが面白い。
ちなみに鯱は頭がトラ、姿は魚で尾を常に天に向ける空想の動物。
シャチと書けば、マイルカ科シャチ属の海獣。

2021-10-10
アケビコノハ
その夜、サツマイモの芋虫(エビガラスズメ幼虫)を捕まえるため夜回りしていたら、枯れ葉そっくりの蛾がいた。初めてみた。葉脈まである。割りばしでつかむと羽を広げた。内側は対照的に鮮やかな羽だった。そのまま箸に力をこめ殺した。
てっきりエビガラスズメ(スズメガ科)の一種かと思ったが、ネットで調べたらヤガ科のアケビコノハだった。こうなると芋虫はエビガラスズメの幼虫だと思っていたが一部はアケビコノハの幼虫だったのだろうか? サツマイモは蔓、葉が密集しているから虫の天国だ。

・・・・・
10月になっても晴れると夏日になるなど今年も変な天気だ。
8月、9月はどうだったか忘れてしまった。
落花生を毎朝見ている。
いつ収穫するか難しい。
早すぎると熟していないし、遅すぎると株を抜いたときに子房柄から実が切れて地中に残ってしまう。

2021‐10‐15
歩くのに邪魔なところの落花生を抜くことにした。

春先に豆をまいた。さらに昨年取り残した豆が地中から発芽したりして、苗が余った。
苗を捨てるのももったいないので、少しでも場所が空いていれば植えた。
例えば敷石の間、歩くとき踏まないはずだから、と植えた。
それが石を隠すほど繁茂して歩けなくなっていた。
歩道の確保と試し堀ということで、例年より早いけど掘った。
ちなみに過去の収穫日は
 2016 10・26
 2017 10・31
 2018 10・29
 2019 11・4
 2020 11・3
である。 

全部でこれだけ。
まあ、本来の畑でないところに植えたのだから贅沢言えない。
気になるのはコガネムシに食われた豆が多いこと。
また、子房柄が切れた豆も多かった。
そこで、畑のほうの落花生もとることにした。

本来はサツマイモ(左)と落花生の間に通路があったのだが、完全に埋もれてしまった。

畑のほうをすべて取ったが、収量は思ったより少なかった。
今年の特徴は
1.掘っていてコガネムシが多い。
2.切れて地中に残る豆が多い

2021‐10‐15
今回捕らえたコガネムシと食われた落花生。
食われると殻の中に土が入るから豆が発芽する。写真では3つが発芽している。

・・・・・

今年は落花生を例年より多く植え、期待していただけに、例年以上のコガネムシの害にショックを受けた。

駆除法をネットで調べてみた。

1.フォース粒剤を0.9kg/1アール
 3㎏で3000円程度

1アールは10メートルx10メートルだから我が家の庭くらいか。
成分はテフルトリン
Tefluthrin
イギリスのゼネカが開発したピレスロイド系
Naチャネルを開いて脱分極させる神経毒。鳥や哺乳類には毒性が低い。

ヨトウムシ用にもっているベニカ(ペルメトリン)もピレスロイド系なので使えるかもしれない。しかし量が全然足りない。

スミチオンが成虫には効くが幼虫に効かないのは、有機リン系は水で分解するから地中では使えないからかと思っていた。しかし以下に示すように有機リン系でもいいようだ。


2.ダイアジノン3%粒剤
0.5-1.0㎏/1アール
700グラム・1200円
Diazinon チバガイギーが開発

うちの庭にコガネムシが多いのは、
1.落ち葉や生ごみを肥料として入れている。
桜の大量の落ち葉をすべてゴミに出すのは、毎回となり面倒だったのと、庭土の栄養がどんどん流出する気がしたから。
2.周囲にカキ、桜、フキ、庭木、生垣などの、より広い非耕作地があって、畑だけ駆除してもすぐ周囲から侵入してくる。

農薬は、地上の虫は効きが分かるから気持ちいいが、地中に入れても効いたのかどうかわからない。効かない場合、足りないのか元々効かないのか分からず面白くない。値段も高いし。

実は駆除は半分諦めている。


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