2023年9月15日金曜日

キダチミカンソウの謎を調べる気力体力がない

我が家の四大雑草は、ドクダミ、オキザリス、トキワツクユサ、カタバミであったが、ここにきて新入りが猛威を振るっている。

2023₋09₋05
一見するとハギ、ネムノキ、オジギソウなどと同じマメ科のような姿である。
夜になると葉が閉じるのもマメ科っぽい。
しかし、葉をよく見ればマメ科の複葉ではなく、茎から一枚一枚出ている単葉である。そして決定的に違うのは、実は莢ではないこと。実が葉の裏にびっしりついていて、これがこぼれるとどんどん増える。
数年前は全く見なかったが、昨年あたりから増えてきたような気がする。
写真を撮って画像検索したら、キダチミカンソウ(木立蜜柑草)Phyllanthus niruriというらしい。(それにしてもグーグルの画像認識はすごい。グーグルフォトの人物特定もそうだが、AIというのはこういうことか、と私は感じ入っている)

ミカンソウ科(コミカンソウ科) コミカンソウ属である。
コミカンソウ属は800種くらいあるらしいが、日本では12種。

そのうち、雑草として畑や道端によく生えるのが次の4つ。
1.キダチミカンソウ :実が緑、表面はすべすべ。
2.コミカンソウ :実が赤味がかり、表面に突起がある。
3.ヒメミカンソウ :コミカンソウ、キダチミカンソウの葉は横枝だけにつくが、ヒメミカンソウは主茎にも葉がつく
4.ナガエコミカンソウ :実に柄がついている。帰化種。
カブでも種まきしようかと思った場所

ここで疑問が2つ、出る。
まず、ミカンソウとは何か? 小さな実が蜜柑に似ているからというが、あんな小さな粒が1列についているのをみてミカンを連想する人がいるのだろうか? 大きさ、色、様子がかけ離れている。

もう一つの疑問は、1,3がミカンソウであるのに対し、2,4がコミカンソウであることだ。2,4が小さいということでもないらしい。ヒメミカンソウの「姫」は小さいことを表すと思うのだが、するとコミカンソウと同じ意味ではないか?
また、ミカン草から、姫ミカン、小ミカン、木立ミカンがつけられたのに、ミカンソウという種がないのは変である。

こうした疑問は以前なら調べたであろうが、退職して2年近く経つと、元気がない。
調べようという元気がなくなった。そういえば、文章を書くのも面倒になってきて、最近ブログをめっきり書かなくなってしまった。
体力もなくなり、寝転がっていることが多くなり、その状態から立ち上がるのも難儀になった。
以前は大学で一日中、個室で座っていた。週1コマの講義や学内の移動も散歩程度しか体力を使わなかった。
しかし今は、スーパー(8月に復職)での野菜の品出しにしろ、シェア畑での管理人にしろ、3時間びっしり、休憩なし雑談なしの肉体労働である。仕事が終わって不忍通りから坂を上がるのがきついほど疲れる。そして夕方はダンスのレッスン、あるいは練習。
以前は1日のんびり座っていて、帰宅時に立ち寄ってダンスをしていたのだが、いまは一度家にたどり着いてから夕方また出かける。1日2回電車に乗って出かけるというのはかなり消耗するようだ。

最近仕事中、腰から背中が痛い。夜寝ても疲れが取れない。
アルバイトをやめるべきではないかと思う。別にお金に困っているわけでもなく、稼いでも使い道がない。給与明細はウェブだけで、それを見るためのログインパスワードが複雑、面倒なため、毎月いくら稼いでいるかよく分からない。

これから一番大切となる体を壊したら何にもならない。

しかしやめにくい。人手不足なのである。
頼まれると家にぶらぶらしているからつい引き受けてしまう。彼らは人手が足りないと言いながら最低賃金で雇っている。

ミカンソウとコミカンソウ。
2つの疑問について調べる元気はないが、庭にはびこる彼らは異常な繁殖力である。何とか駆除しないと菜園が飲み込まれる。でも炎天下で草取していて腰を伸ばすと立ち眩みするんだな。

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