2020年10月5日月曜日

原宿、旧駅舎の解体と皇室ホーム

10月4日、久しぶりに原宿に来た。

原宿駅は、2020年3月21日から新しい駅舎を使い始めた。
旧駅舎は1924年(大正13年)に建てられた木造建築。人々に惜しまれたため、いったん解体して防火資材で復元させることになったらしい。
外国人観光客にも人気があったからか、その解体はオリンピック終了後とされたが、オリンピックが延期され、8月末日に解体が始まることになった。

行こう行こうと思っているうちに猛暑の8月が終わり、9月も終わってしまった。
もう跡形もないかと思ってやってきた。 
かつてホームを上がり埼京線の線路を越えて改札にむかう通路は閉鎖されていた。
最後に来たのは2008年5月、ダイヤモンド社に来た時だから12年前か。

2020-10-04
新駅舎の改札口に向かう途中、旧駅舎が見えた。
まだ壊してはいないようだ。

大学1,2年のころ代々木公園にくるときは寮から松濤の住宅地を突っ切って歩いてきたし、渋谷で待ち合わせして公園通りを歩いてくることもあったが、その後、生涯にわたって原宿で買い物、デートすることはなかった。
だからこの駅はなじみが薄い。
IKEAとユニクロのビルのテラスカフェでカメラを向けている人がいた。
現在旧駅舎を写すベストポジションか。

空港のようなガラス張りの通路

原宿駅は日露戦争の後、1906年開業。山手線30駅では15番目だからちょうど真ん中。
(ちなみに昭和に入っての開業は日暮里、西日暮里、高輪の3駅)
1920年に明治神宮が完成してから乗客が増えたらしい。
いまの旧駅舎が竣工した1924年はまだ環状運転(翌年)ではなかった。

昔は決してみられなかったアングルである。

新改札
天井高く、今風。

改札を出ると旧駅前広場。
8月に来れば工事フェンスがなかったのかな?

懐かしの改札口(2019)
wikiから借用
ちょっと改札周辺の景色は、山手線では鶯谷南口に似ている。

渋谷駅で会って公園通りから代々木体育館周辺を散歩して帰りはこの改札、というパターンが多かった。
そういえば鶯谷南口も上野公園を歩いてから帰るときに使う駅だった。

googleから
こうしてみると動線は確かにあまりいい駅ではなかった。
かつては改札入ると貨物線の上を越えて、狭い内回り外回り共用アイランド型ホームに渡った。初詣は3番線臨時ホームを使う意味がよくわかる。
しかし工事が終わり、外回り(新宿方面)は明治神宮に接した旧初詣用ホームを使うこととなり、アイランドは内回り専用となった。

駅舎を出ると表参道。
向かいのビルは昔からあった。
たしか南国酒家という中華料理屋があったと思うが。

竹下通りの改札口は昔どおり。

ついでに皇室ホームに行ってみる。
埼京線からいつも眺めていたが、入り口まで来るのは2回目。
1925年(大正14年)10月、原宿変電所跡地に完成。
大正天皇が日光・沼津・葉山の御用邸へ静養に出発する専用の目的で建設された。
混雑を避けるというより病弱な天皇を気遣っての建設だった。
しかし翌年8月に沼津への出発で初めて使われ、12月薨去、霊柩列車がこのホームに戻ったから一度しか使われなかった。

現在工事中

いまは貨物線の搬入ホームかと思うほど、埼京線、山手線の乗客でも気づかない人が多い。目立たないのは、病弱な天皇が注目されないよう、普段から人目を惹かないように、あえて簡素に作ったからだという。
現在ほとんどの県に新幹線が通るし、近県は車である。
このホームが最後に使われたのは、2001年(平成13年)5月21日、上皇陛下が第52回全国植樹祭(山梨県)から帰られた際である。
それから20年近くたつ。

廃線跡のようにレールは錆び、ホームに草が生えていた。



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