2022年12月29日木曜日

玉ねぎのリボベジ、生ごみから再生させる

リボベジという言葉がある。 reborn vegitable、すなわち再生野菜。

野菜の切れ端、例えば大根やニンジンの頭は切って捨てるが、これらを浅く水を張った皿に置いておけば葉っぱが伸びてきて、サラダに使うことができる。
観葉植物にもなるから、やっている人も多いだろう。

しかし、あくまで芽、葉っぱが出るのであり、大根、ニンジンができるわけではない。
切れ端がそのまま元の形になるもの、すなわちプラナリアみたいに切る前と同じ形になるものとしてネギがある。(厳密にいえばネギや豆苗は、葉っぱからは再生しないからプラナリアではない)。

我が家のネギはほとんどこれだった。
冬になると鍋で使うネギの根元を捨てず、庭に植えてきた。泥ネギでなくとも、根元の部分に根の元の点々が残っていればたいてい発根、成長する。私はネギを食べたくて買うのでなく、苗として欲しくてネギを買ってきた。3年も経つとネギ畑ができた。ネギは連作障害もないみたいだから、こうなれば根っこは常に畑に残すようにして永久的にネギが収穫できる。

ところが今年、大木だった桜を切ったことから菜園の再配置を試み、ネギを移動した。半分は雨があまり当たらない軒下に植えたら枯れてしまい、半分は近くのサツマイモが繁茂して蔓のジャングルに覆われ、やはり溶けるようになくなってしまった。

そこで今年も鍋シーズンとなり、ネギ畑の再生に着手した。
2022‐12‐07
11月に谷中銀座で買ってきたネギ。
食べた順はもちろん左から。
2022-12-21
家で根っこから再生させると、どうしても低いところで枝分かれしてしまう。すると成長点に土を掛けられず、白い部分が作りにくい。

さて、長ネギはなんとか再生できるが、玉ねぎはどうだろう?

昨年、初めて玉ねぎの種をまいた。
しかし苗が育つ前に冬になり、定植したものの霜柱で根を持ち上げられほとんど枯れてしまった。

そこで今年はリボベジ、すなわち玉ねぎの廃棄する根っこを植えてみる。

2022-10-31
長ネギと違って根の部分は切り取りにくい。
四角錐型にとった。
2022‐12‐07
一株からいくつも芽が出た。
長ネギよりも分けつしやすいようだ。
2022‐12‐07
取り出してみると根が出ている。

しかし、これがいくつもの玉ねぎになるには相当時間がかかりそう。
消費を満足させるほど成長が速くない。

やはり種から育てなくては駄目なようだ。
2022-12-21
9月12日、10月12日の2回種まきした。
2,3か月経ってもこの程度までしか育たなかった。
長野の弟に聞いたら、種は密にまいたほうが育つという。
2022-12-21
とにかく定植した。
冬に少しでも育つよう、半分は黒マルチを張って保温ビニールトンネルをかけた。
2022-12-21
長ネギだけでなく、玉ねぎの根の部分は、今後も埋めていくつもりである。
一株が4つに分けつするなら、年間20株埋めて育てれば60個の玉ねぎが収穫できる計算になるが・・・・・・そんなにうまくはいかないだろう。
いま4株埋めたところで、収穫の見通しは立ってない。


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