2022年12月17日土曜日

ミカンと古本のちょっといい話


2022‐11‐29
温州ミカンも色づいた。
昨年64個とった。今年も同じくらいかな。
味はまあまあ。でも中の袋の皮が厚く、口の中に残る。
先日(12/11)の帰省でも4つ、葉っぱ付きで手土産にした。
いつも野菜、果物をもらうばかりの実家に農産物をもっていったのは初めて。
2022‐12‐13
こちらは夏ミカン
昨年初めて2つ生った。今年は32個を数えた。
けっこう目立つ。
4月に文京区保護樹木の桜を伐採した。
しかし、代わって門前の夏ミカンが我が家のシンボルになりそうである。

昨年の二つの実は、色づいたころ1つが枝を折られて盗まれた。
ちょうどその日は古本を無人販売で門前に出していた。
1冊30円、5冊100円にしたところ、20冊くらいなくなった。
黒い菓子箱に360円入っていたから、払わない人もいたけど、何人かはちゃんと払ってくれた。ミカンで不愉快になり、古本で少しだけ喜んだ日だった。

さて、1年経ち、残った本は箱に入ったままになっていたので、(やるかどうか分からない)大掃除を前に、今年も出してみた。
2022‐12‐07
しかし今回は全然売れなかった。
びっくりしたのは、料金投入の菓子箱が2回も開けられていたこと。1円も入っていなかったとしても、きちんと元に戻してくれればいいのに、蓋は開いたままだった。

昨年同様、お金を入れずに本を持ち去る人はいると思っていたが、まさか金だけ盗む人がいるとは思わなかった。1回は平日の昼だったから学校に行っている子どもではない。
なぜかミカンを盗んだやつも思い浮かんだ。
2022‐12‐10
3日ほど出して、売れそうもないので諦めた。
「差し上げます ご自由にお持ちください」
と書いて出したら少し減った。
山崎豊子「不毛地帯」はなくなったが、江藤淳「海は甦る」は残った。
単行本は避けられるのか。

昨年は、夜湿るかと思い、夕方になると家に入れたのだが、重くて面倒なので、そのまま大きなビニールを掛けることにした。妻は火をつけられたりイタズラされると嫌だ、というが、近隣では植木鉢や自転車なども外に出ているから、うちの本も出しっぱなしにした。

12月11日、娘夫婦と長野へ日帰りで行った。
天気予報では深夜から小雨がふるといっていたが、そんなに遅くならないので、本はそのままにしていった。ところが、雨は予報より早く降り始めた。20時ころ練馬インターを降りる前からフロントガラスに雨がぶつかる。

もう本はびしょびしょだな、と思って千駄木について、あっと驚いた。
ビニールがかけられていたのである。ビニールは門の内側にあったから、誰かがわざわざフェンスを開けて取り出し、本にかけてくれたのである。
嬉しかったので、もう紐で縛って資源ごみに出そうと思っていたのに、もう少し並べておこうという気になった。

ところが「ちょっといい話」はこれだけだった。
翌日夕方、外に出てみると、本はぐちゃぐちゃだった。タイトルが見えるようにきれいに並べておいたのに、手に取った本をそのまま放り投げるように戻されていたのである。再びがっかりした。今度の資源ごみに迷わず出そう。
まだ家の中にある未整理の本もついでに出してしまおうと思った。


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