2023年4月6日木曜日

イチゴの花:バラ科リンゴとの共通点


2023‐04‐05
育ってきたイチゴのあたりに白い花びらがあった。
今年から我が家には桜がない。
どこか遠くから風で運ばれてきたのかな、とよく見たらイチゴの花びらだった。
大きさ、色が似ている。リンゴにも似ているな、と思ってすぐ、イチゴはリンゴや桜と同じバラ科であることに気が付いた。もっとも花びらなんてみんな似ているが。
この機会に花をまじまじと見た。
花びら、がく、副がくは、5まいずつ。バラ科の特徴である。

イチゴの赤い部分となる食用部位は、すでに真ん中に黄色だがそれらしき形をしている。
そして周囲におしべのようなものがある。
https://bio-megane.com/2021/06/19/から拝借

つまり、チューリップやナスのように花一つにめしべ(柱頭)が一つあり、その周りにおしべがあるわけではない。花一つにめしべが多数あり、そのまわりにめしべより少数のおしべがある。

受精しためしべの下には種があるはずで、それがイチゴのツブツブとなる。
ナスやトマトのように、ふつう種のまわりには柱頭の下部が肥大した果肉(子房)があるはずだが、イチゴの場合、赤い食用部分はめしべ、柱頭とは関係がなく、茎に由来する花床(=花托)が肥大したものである。

同じバラ科のリンゴも花一つにめしべが複数ある。しかし種(胚)を包む子房は果肉ではなく、芯となる。果肉はやはりイチゴと同じ茎由来の花托が肥大したものらしい。
子房というと、その音とか乳房からの連想か、膨れた果肉を想像しがちだが、心房、独房のように、「室、空間」という意味であろう。

リンゴ大学(https://www.ringodaigaku.com/study/study01b.html)から拝借

イチゴは種が花托の表面に散在したまま、花托が下から盛り上がっていく。それに対しリンゴは柱頭の下に種がまとまってできるが、リンゴは花托が全体を包むように肥大していくようだ。

2023‐04‐05
イチゴは2019年に苗を買ってきて、それを毎年冬越しさせている。しかし春夏はプランターだったり、日当たり悪い場所だったり、作物としてまともに育てたことがなかった。

昨年6月、バイト先でシーズンの終わったイチゴをすべて抜いて廃棄した。そのうち4株をもらってきて桜の切り株の上に土を盛って植えて置いたら夏秋の間に増えたので、ちゃんと畑部分に植えなおした。

2023‐04‐06
ちゃんと植えたので、バイト先で指導するように、不織布を敷いた。

2023‐04‐06
桜の切り株のほうは不織布をしかず、そのまま。

そうそう、3月28日、スマホを代えた。
ワイモバイルからUQへの乗り換えで、キャンペーン割引があり、機種代金が1円、毎月の使用料も2980円から2508円になった。
カメラにはマクロ撮影機能があり、接写ができるようになった。

品種は宝交早生(ほうこうわせ)という。

あまおう、とよのか(以上福岡)、あまりん(埼玉)、恋みのり(熊本)、ゆめのか、さちのか(以上長崎、佐賀)、とちおとめ、とちあいか(栃木)、、スーパーのアルバイトを始めてからいろいろ品種を覚えたが、宝交早生は聞いたことがない。だいいち名前が昭和だ。

実際調べると、兵庫県農業試験場宝塚分場で選抜育成され、昭和35年(1960)に公表された。「宝交」は宝塚で交配されたから。
耐病性があり味も良かったため、一次は全国の6割を占めたという。しかし流通段階で傷みやすかったため、その後、出てきた新しい品種(多くは宝交早生を祖先にもつ)に置き換わり、市場から姿を消した。

しかし、作りやすく家庭菜園や一部の観光農園などで作られている。
味はどうだろう?
2019年から細々と作っている品種忘れたイチゴと比較するつもりだ。


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