2018年11月24日土曜日

パパイアの根を食べてみた

パパイアは1つ青いまま収穫したが(10/31、→)、あれから3週間。
だんだん寒くなってきて、残りはほとんど大きくならない。
変な場所で大きくなり、邪魔なので切ることにした。
2018-11-21
まだ上のほうでは花が咲いている。
季節に応じた振る舞いができない植物である。

伸びた葉を根元で切ると、中空。
こんな太い枝のようでも、葉柄ということか。

実を取ると、表面から汗のように白い液が出て蝋のように固まる。

鉢で育てるつもりだった。
水やりが面倒だったから埋めただけなのに、ちょっと油断していたら、こんなになってしまった。
ノコギリで切ろうと思ったが、試しに幹を手でゆすったら、バキッと折れた。

2018-11-21
鉢の中で根を張れず、底の小さな穴から細い根を出すだけだったようだ。
石油のような金属的な臭いがする。

幹(茎というべきか)をノコギリで切ってみた。
葉柄が出る場所に白い膜のような構造物がある。
前述した蝋のような液が固まったものかと思ったが、触ると硬かった。
これを見るとやはり樹木というより草だ。

根が簡単に折れているので、試しに包丁を入れたら柔らかい。
硬い芋のよう。
ひょっとして食べられるのではないか?

初めての野菜なので、実の他に、先端部の茎と葉柄、根も調理しよう。

太平洋戦争で食べるものがなくなったとき、野生のパパイアの根を掘って食べたという。
しかし、これは十分食用になったのか、あるいは飢えのため何でも食べたものの一つだったのか、不明。

根の皮は硬いからむいた。

おかずを作るのではなく、むしろ味見が目的なので、茹でることにした。
あく抜きはせず。

実食
茎、葉柄は硬くてダメ。
目的の根は、大根くらいの硬さ。しかし苦くて食べられず。
飢えた日本兵はこんなものまで食べたのか。
他に食料があれば決して口にしないものだろう。


2 件のコメント:

  1. そうか〜!
    効用が凄いので台風で落ちた葉が勿体ないので葉は乾燥して葉柄は炒めてみようかな?と思ったんだけど残念!

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  2. 確かにあの苦さは何らかのアルカロイド、生理活性物質を含むように思われます。しかし私は、大してうまくないのに、あえて未知のものを食べる気にはなりませんでした。個人的には、基本的に栄養が足りているなら、”効能があるもの”はある種の(軽い)「毒」だと思います。

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