2019年7月7日日曜日

息子の結婚式でスピーチ、反省

7月7日、今年の梅雨は雨が多い。
今朝も土いじりはできそうもなく、このところ収穫するくらいしか作業していない。

2019-06-30


2019-06-30
         
昨日、7月6日は息子の結婚式だった。 
1年前に入籍、すでに新居で暮らしている彼から、両家を代表してあいさつしてくれと頼まれた。

何を話そうかな。
35年前、長野から出てきた私の父は
  本日はどうもありがとうございました。
  未熟な二人ですので、今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします、
という程度の簡単なものだった。
2019-07-01

2019-07-02
せっかくだから何か話そう、と思っているうちに当日になってしまった。

式場での親族紹介ではとっさに甥や姪の名前が出てこず、言語の反射神経が鈍くなっていると自覚。
何となく不安なまま披露宴が始まる。

息子からは、謝辞という位置づけだから列席者へのお礼を入れてね、
とまともな注文がきていた。
35年前の父親のように短いものにしようかな。

列席者は親戚と学生時代の友人たちだけ、
職場関係は一人もいなかった。
私の時と違って、仲人もいないし主賓のあいさつもない。
乾杯のあいさつは息子がした。
彼はまあまあ話がうまく、知らなかった一面を見た。

よし、私も何か話そう。
テーマは思い出、記憶ということにしよう。
新郎新婦が生まれて約30年間の思い出。

スライドショーでネタ探しをしようと思ったら当てが外れた。
二人の若い母親が写れば、美しさの変遷をいじって笑いをとれるかと思ったが、写っていなかった。話をつくれるような幼児の写真も少なく、私の知らない学生時代の写真が多かった。
どうしよう。

宴も終わりに近づき、前に並んで立った。
花束贈呈に先立ち、新婦が両親への感謝の朗読をした。
父上は私と違ってとてもやさしく何でも教えてくれる存在であったようだ。
よし、私のあいさつはこれを引用しよう。
直前に内容が決まる。

両家を代表してあいさつ。
マイクを持ってすぐに言葉が出なかったが、講義や講演と違ってこういう席はみんな優しいからありがたい。真剣な顔をして聞いてくれ、時に笑ってくれた。

二人の母親だけでなく、花嫁の父の趣味と娘への愛情にも触れたし、友人、親戚へのお願いという形で出席者にお礼もできた。
途中自分の言葉に酔い、声がつまり涙しそうになるも、無事終了。

良い挨拶でした、とスタッフと列席者(一人ずつ)に言ってもらえた。
自分でも80点くらいかなと思い、妻にきけば、あんなもんじゃない?と冷めた反応。
東日本橋から千駄木までのタクシーの中でも、帰宅後でも、良かったという評価を聞きたくてさりげなく私のスピーチのほうに話を持っていくも、「ちょっと話にまとまりがなかったかな」など、誉め言葉はなし。
それでも大役を果たした満足感で寝た。
2019-07-07
朝起きると傘のいらないくらいの小雨。
あそこで、息子のギターの話をしたらもっと良かったな、とか昨夜のスピーチを反省しながらナスやキウリをとる。

娘が起きてきた。
私のスピーチをスマホで録画してあるという。

期待して見始めたら、がっくり。
「えー」「あの」とかが異常に多くてききにくい。
ショックを受けるほど話が下手であった。

これでは感動しない。
母親二人も泣かないわけだ。


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