2022年2月25日金曜日

サツマイモは畑で冬越しできない~最終講演の翌朝


2021‐12‐19
霜柱という言葉が分かるような細長い氷が伸びている。
キャベツの苗が浮き上がってしまった。

この年の12月は寒かった。
この寒波でパプリカが葉の青いまま立ち枯れた。
アジサイも霜焼けだろうか、茶色になった。
2021‐12‐28 10:20
年末に来てさらに強い寒波。
北陸、北日本は記録的な大雪で交通が混乱。
東京も28日まで冬日(最低気温が氷点下)が3日続き、12月としては45年ぶりという。

ところがサツマイモが年末でも枯れなかった。
2021‐12‐28
サツマイモは南方の植物で、根(芋)でさえ屋外での越冬は無理と言われるほどだから、まだ生きているのは意外だった。
2021‐12‐28  10:17
朝氷点下になっても、日中の日差しで傷害が回復するのかもしれない。
ひょっとしたら常識は間違っていて春までもつのでは?と期待する。

しかし1月6日の積雪など、寒波は何度も襲来する。
2022‐01‐07

2022‐01‐15
さすがに葉っぱに緑の部分が少なくなってきて元気がない。
ビニールやガラス容器をかぶせて保護してみた。
2022‐01‐15
それでも結局枯れてしまった。
種芋は家の中で保管している。昨年発芽したので、今年も行けるだろう。

2022-02-16 
2月16日、モミジの切り株を掘る。
放置してシロアリが来たらいやだから。

朝9時過ぎから始めるも難航。
すこし掘ってはのこぎりで根を切り、さらに掘る。
途中であきらめかけた。
しかし鉄筋のビルを壊すとか、泳いで東京湾を渡るとか、絶対不可能というものでもなく、少しずつ掘ればいつかは掘り出せるという作業である。
何日かかってもいいと言い聞かせ続けた。

お隣さんから子供と父親の食事の声が聞こえた。
ずいぶん遅い朝食だな、と思った。
狭いところで変な格好で作業しているから腰が痛くなり、休憩、家に入ったら午後二時になっていた。作業がきついと空腹にもならない。

モミジは3年前の2019年2月15日に伐採した。
3年も経つと下のほうが腐っていて、のこぎりがなくても切れる根もある。
一時、人力では不可能と思われた株掘りも、意外とはかどる。

2022‐02‐16 15:03
日が陰り寒くなってきたころ、真下の最後の太い根が切れた。
しかし重くて取り出せない。
のこぎりで切るにも太すぎる。
暗くなってきて結局土に埋めてさらに腐るのを待つことにした。

2022‐02‐17
前日の穴掘りによる筋肉痛を感じながら庭を歩く。
ミカンは結局64個なった。味もまあまあ。
11月14日に最初の1つを食べて以来、部屋で何日保存できるか、木に生らして何日持つか、いつまでおいしく食べられるか観察していた。
ところがこの日、ふと見たら鳥が食べていた。
経日観察はあきらめて、最後の3つを収穫した。
相変わらず皮は厚かったが、うまかった。


2022‐02‐17
手前は大根3次。11月2日にまいたもの。やはり成長遅い。
大なる根になる前にトウがたってしまうかもしれない。
スナップエンドウは順調。

今年は白菜がよくない。
球を巻いたのは18個中3個だけ。
まあ、食べられることは食べられるが、開いてしまうと土が間に入るから人にあげられない。

2022‐02‐17
左はホウレンソウとレタス
右は玉ねぎを植えたが失敗

昨日、2月24日、退職に先だち学内で最終講義(特別講演)を行った。
オンラインであったから自室から配信するのだが、1時間ほど前に茅野先生が花束をもってきてくれた。田辺時代、循環から中枢に移るときは、希望して花束でなく鉢植えの花をもらった。スクリーニングセンターから退職するときは、これも希望して「城の作り方事典」など城郭の本2冊をもらった。今回は何も言わなかったら初めての花束となった。
職業人生の終わりらしくなった。
2022‐02‐25
今日は暖かい。
元気になってきたホウレンソウ(手前)を見ながら昨日の講演を反省する。
相変わらず雑談のようで、言い忘れた大事なことがいっぱいあって終わってから後悔した。原稿を作ればこういう失敗はないだろうが、面倒くさい。若い時から常に、発表したあと悔やんでいる。しかしそういう後悔もこれが最後となった。

退職まであと1か月あるのだが、最終講演が終わるとすっかり終わった気分になった。
庭も急に春になった気がする。
65歳からの出発。来月くらいには仕事を決めたいものだ。


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