2025年3月10日月曜日

夏ミカンの楽しさと地代の悩み


2025₋02₋05
今年は柿と温州ミカンが去年取れすぎたせいか不作であったが、夏ミカンは昨年並み。
毎年1,2個盗まれるのでネットを張っている。
2025₋02₋05
先日(2月13日)孫らしき子どもを連れて通りかかった婦人に生り具合を褒められたので1つ差し上げたら、翌日、ちょうどバレンタインで家にあったというチョコレートを持ってきてくださった。恐縮しながら慌てて温州ミカンを2つとって差し上げた。
以前も通りかかった見ず知らずの人に「見事ですね」と声をかけられ、差し上げた。枝をちぎるように盗まなくてもいくらでも差し上げるのに。
2025₋02₋05
まだ幼木であるせとか(手前)と不知火もそのうち生るだろう。
都心でこういう楽しみができるのは奇跡のようだと思っている。
ところが、問題が起きた。
2025₋02₋05
この日の収穫
不知火1つ、甘夏4つと里芋(地中保存分を掘り出し)

というのは、昨年の12月2日、突然ある弁護士から手紙が来たのだ。
地代の振込先の変更と値上げについてであった。

我が家は、借地権付き中古住宅。古くからの住宅、寺社が多い文京区ではよくあることだが、問題は地主さんが相続を重ねることで16人になっていたことだった。こうなると売買は面倒である。(だから相場より大幅に安く、私でも買えた)。
借地権の譲渡手数料、毎月の地代は当事者間で決められず、前に住んでいた方は四谷の大川弁護士にたのみ、2012年に裁判所が決めた地代は51,280円だった。
「こういう厄介な手続きはそう簡単にやらないから、地代は当分変わらないでしょう」と間に入った住友不動産の笠原さんは仰った。

それから安心して12年、何らかの理由で振込先の人が変わることになり、その機会に地代の値上げの話が突然出たのである。ここまでは良いのだが、問題はその額だった。
提案された地代はほぼ倍の103,655円(年額1,243,868円)。これは固定資産税の4.0倍であり、正当な根拠がある。12年前は固定資産税の3.65倍であったのが、この間に税額が大幅に上がってしまい、地代が2倍程度になってしまったのである。

ところが、我が家は年金暮らしの老夫婦。
2か月に一度振り込まれる額は
田辺時代の厚生年金・基礎年金が362,025円だが、住民税、所得税、介護保険が天引きされていて294,001円
私学共済からの年金が
104,423円
合計で398,424円 
つまり、ひと月199,212円しかない。

(ほかに田辺の退職金の分割受け取り分が年額で595,095円、妻のもらう年金も少しある。)

今計算してちょっと驚いたのだが月20万行かない 。
これで地代で10万円取られたら、毎月9万円になってしまう。
生活保護世帯でも夫婦2人暮らしだと1ヶ月あたり15万円~18万円程度というから、生活保護の半分しかない。

隣接する家4軒も同じ手紙が来たそうで、みんなで相談して、2割くらいなら良いけど2倍は無理だという結論になり、先方(弁護士)に伝えた。その後、2か月も経って依然双方の金額に開きがありすぎるので、裁判所の調停の場で協議することになった。
そして正式な賃料増額請求通知(借地借家法11条に基づくもので、調停申立ての前提となる)が3月1日に書留郵便で来た。
2025₋02₋09
福寿草。菅野賢吉さんからもらったがちっとも増えない。
積極的に株分けしないとダメかな。

対決である。
値上げは仕方がない。
問題はこちらが素人の当事者、相手は弁護士ということだ。
これは最初から不利である。いくつか理由がある。
まず、向こうは借地借家法の専門家というだけでなく論争の専門家でもある。

2つ目は彼は成功報酬だから、高い金額でまとめればまとめるほど報酬は多くなり、そのため妥当な額より高い着地点を目指すだろう。
3つ目、もっともこちらが不利な点は、彼が代理人ということである。彼は自分の行為に全く後ろめたさがない。しかし当事者である私はどうしても世間相場や一般人の地主のことを考え、安い金額を主張することに後ろめたさがある。強く主張することで強欲な人間に思われたくない。生活保護世帯以下になろうとも、自分の利益だけのために争うことは抵抗があるのだ。
2025₋02₋24
日野の叔父の米寿
7人いた私の叔父叔母は3人になった。
千駄木菜園でとれた甘夏とみかん、茎ブロッコリーを持って行って喜ばれた。
地代が高くなっても住み続けたいな、と思う。

2025₋02₋26
極細のまま定植した(11月29日)実生玉ねぎは、ビニールトンネルにしたが冬の間ほとんど成長していない。それどころか枯れて消えてしまったものもある。

2025₋02₋26
田中さんから頂いた玉ねぎ苗は場所がなくて、まとめて植えていたが、ロマネスコなどが終わったのでようやく定植した。

2025₋02₋26
春夏キャベツの苗。十分に大きい。

2025₋02₋26
40センチ間隔で定植したキャベツ。

今、千駄木で野菜を作るのが生きがいになっている。
しかし、固定資産税から算出する地代を考えると広すぎたかもしれない。
おとな5人で住む1戸建てなら理想的だったが、子どもたち3人が独立して出て行ったあとは、部屋はそのまま3つ余っている。都心密集住宅地である周辺を見れば、我が家の敷地は3,4軒分あり、どうも金持ちに思われているようである。

こちらも代理人弁護士を立てたほうが良いのかな、でもどういう報酬(依頼契約)にすればいいのだろう、と悩んでいる。

0 件のコメント:

コメントを投稿