2023年2月13日月曜日

マンリョウ、センリョウの覚え方

11月から1月、2月にかけて、すなわち年末年始に赤い実をつける常緑小低木の2つ。
両方とも庭にある。
植えたのではなく、鳥が種を運んできて、毎年発芽して、適当に引き抜いている。

あれ? あの、赤い実がたわわに下がっているのはセンリョウだっけ?マンリョウだっけ?
年取って初めて見たものはなかなか覚えられない。
共通点が多いのに名前が似ているのが悪い。
(いや共通点が多いから似ているのか?)

妻に確認したところ、幹が一本、葉っぱが色濃く厚く、実が下になるのがマンリョウ。
株から細い茎が何本も伸び、枝の頂上部に花をつけるのがセンリョウ。
2023‐01‐27
マンリョウ
この機会にはっきりさせる。
名前の似ているのに千と万。
マンのほうが大きいから、実が多く、たわわに重く下がるほうがマンリョウ。
2017
葉っぱが薄く実が少しずつ上のほうにつくのが、万より軽い千リョウ。
と覚えることにした。

今年のセンリョウは剪定をしなかったからか、実をつけなかった。
2023‐01‐27
センリョウの根部
ちょうどサザンカの切り株を抜くにあたり、センリョウが邪魔になっていたので移植した。
移して枯れることを心配して株を3分割した。
根元が木質になっていてノコギリでやっと切れた。
草のようにも見えるセンリョウが木であることがよく分かる。
幼苗から実がつくようになるまでマンリョウより長い期間、数年かかる気がする。

センリョウは花が上について目立つからか、正月用の切り枝としてマンリョウより人気がある。センリョウ科センリョウ属である。
妻が隣に植えたヒトリシズカは全く違うのに同じセンリョウ科(チャラン属)という。

2023‐02‐13
マンリョウの鉢植え
邪魔なので抜いていたが、鉢植えを作った。
だれか欲しい人がいないかな?

マンリョウの実は自然に落ちるが、これら幼木が育っていたのは離れた桜や柿の木の下だった。種は鳥の消化管を通らないと発芽しないのかもしれない。

さて、マンリョウはサクラソウ科ヤブコウジ属という。
え? サクラソウ?
サクラソウ科サクラソウ属のサクラソウ、プリムラとは似ても似つかない。だいいち、木と草ではないか。

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