2017年7月9日日曜日

喫煙者にやさしい荒川区

西日暮里公園のある道灌山は、江戸の庶民が夕涼みをしながら虫の声を楽しんだ場所という。
公園内で安藤広重、虫聴きの図を見ていたら、たばこの臭いがしてきた。
2017-06-10
近くにいたカップルは煙を嫌って遠くのベンチに移った。
彼は、大きな吸い殻入れ(写真の左、複数人が立って吸える)があるから吸ったのだが、自分の煙草がこれほど嫌われていることに気が付いているだろうか?
せっかく江戸の昔に思いを馳せられる場所が、台無しである。

ここ荒川区は喫煙者にやさしい。

日暮里駅南口を出ると、いきなりタバコがくさい。
電車見物に絶好の跨線橋が喫煙所になっている。

南口というのは改札を出るといきなり跨線橋であるから、改札前、駅前広場、駅入り口、すべてがこの場所に集約されていて、そのすべてが喫煙所なのである。

樹木で喫煙コーナーを区切ってはいるが、喫煙者も混んでいるところで吸うのは嫌なのか、囲いの外に出て吸っている。つまり改札を出たすべての場所が喫煙所になっている。

2017-07-08
ここで待ち合わせしなくてはならないのは、非喫煙者にとって最悪である。

通路、改札前を除いた「広場」を喫煙者、非喫煙者の人口比で分ける(それも煙が出ないようにして)ならば分かるが、全部が喫煙者のためにある。

ここは外国人が多い。南口はラングウッド、アパといったホテルや、谷中墓地があって、京成ーJRの乗り換えで外を歩く人も結構いるから、成田からきていきなりタバコの煙に迎えられたら日本の印象が悪くなる。


2017-07-05
待ち合わせの人が煙で迷惑しているから、撤去してほしいと区に申し出た。
その回答にびっくりした。
喫煙所を設けないと吸い殻だらけになってしまうんですよ、というのだ。

だから喫煙所にした、というのはおかしい。
飲酒運転がなくならないからという理由で、道路の一部を飲酒OKにするか?

吸い殻が散らかるなら、それなら掃除をするか、汚くとも放っておくか、どちらかである。
路上喫煙禁止を訴えながら、路上に喫煙所を作る考えが分からない。

昔と違って今の喫煙者は行儀がいいし、禁煙にも慣れている。だから喫煙所がなくなったら、不満ながらもその場所で吸うことはやめるだろう。ましてや吸い殻を散らかすなどという人はごく一部だと思う。

荒川区のセンスが試される場所である。


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