2017年3月30日木曜日

浜名湖ドライブ

前の会社の研究所長だったTさんは定年退職後、故郷の浜松に帰られた。
それから22年。
世話になったにもかかわらず、以来ずっと欠礼していた(私は年賀状を書かない)。
メールで浜名湖の見えるところでお会いしたい、と申しあげると、なんと、車で学会会場のホテルオークラに迎えに来て下さった。もう85才なので驚いた。
 
積もる話に、お互い共通の知人の名前がなかなか出てこない。
思い出すのに必死になると、車の運転が怖いので、なるべく話さないようにしても、話は止まらない。
 
浜松アクトシティから浜松城の北を通り、広沢という地区へ。
市立浜松高校の前に高柳健次郎の「イ」の字の碑が車窓から見えた。
ここは浜松高専の跡らしい。
 
その近くに竹山翻訳事務所がある。
ご自分が所有される大型アパートの一室で今も英文校閲をされているらしい。
ほとんど友人、元部下たちの論文のチェックを無料でされているのではなかろうか。
日本海軍の医官、薬剤官の同窓会である桜医会の会長をされた阿部氏は、Tさんの何代か前の研究所長でもあり、彼が日米ネイビー協会?で挨拶するスピーチの添削もされたとか。
 
奥様も弁天島のご自宅からケーキを焼いて持ってきてくださり、22年ぶりにお会いできた。
明るいうちにドライブしようと、おいとまし、広沢から蜆塚古墳と佐島湖の間を南下、県道62号を西へ進む。浜名湖が近づくにつれ、水場が増える。
太陽光発電のパネルが目立つが、ウナギ養殖場の跡という。シラスが高くなりすぎてやっていけなくなったらしい。
 
西日に光る湖上にかけられた自動車専用道路を通って、浜名湖ガーデンパーク。
ここは花博の遺産、夕方で閉まる直前の展望台に上がる。
弁天島の向こうは太平洋。
学会会場のアクトタワーも見える。
 
それから立派な神殿のような競艇場の前を通り、新居の関所の前を通って弁天島を過ぎ、舞阪の渡し場へ。
漁港のそばに雁木の常夜灯が復元されている。
 
 

雁木から東へ、旧東海道の松並木。
舞阪駅まで送っていただく。
浜松まで戻る電車は高校生で満員だった。


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