2023年8月7日月曜日

桜の切り株とセミの抜け殻

2023₋07₋21 11:04
7月はほんとに雨が降らなかった。梅雨がほとんどなかった。
おかげでサクラの切り株の上に植えたイチゴが枯れかけている。

文京区の保護樹木だった周囲3メートルの桜は、維持しきれず2022年4月、花が散ったあと伐採した。残った切り株について、業者は掘り出すのに何日かかるか分からないから見積もりが出せず、そのままにして終わられた。
仕方がなく、盛り土して、その上にイチゴを植え、切り株が腐るのを待つことにした。しかし大地から浮いているから猛暑乾燥に弱い。

あれから1年3か月。
切り株は腐っているだろうか。
朽ち果てていれば片付けて野菜つくりのスペースを少し広げることができる。
イチゴの苗は他にもあるので、すべて抜いて土を剝いで見ることにした。
11:47
土の下の切り株まで乾燥している。
今年の7月は異常だ。
平らだった切断面をスコップで少し押すと崩れた。
腐りかけている。やった~!!
13:20
しかし、腐食部分を探してみるも、幹の中央だけに限られていた。
ここでいったん諦め、周辺の横、下のほうから攻めることにした。

この日は31度だったから比較的過ごしやすかったはずだが、それでも日中の作業は暑い。(7月は7日以降、一度も雨が降らず、10日以降は22日間のうち13日が35度以上の猛暑日だった。)

翌22日は土曜だが、畑のバイト、娘夫婦とランチ、夕方は町内会などで作業せず。
翌23日は、朝から動く。
2023₋07₋23 7:01
大きさの比較として、この朝とったキウリを置く。
穴は深いが周囲の木部は相変わらず硬い。
動物の骨のように髄質部だけ空洞となり周囲はなかなか朽ちない。
人力では解体できそうもない。

9:35
チェーンソーを持ち出して切り始めるが、相変わらず幹は太く、全く作業が進まない。そのうち暑くなってきたので断念。悔しいけど再び土に埋めた。

切り株が掘り出せるのはいつかは分からない。
しかし、伐採したおかげで日陰で利用できなかったスペースが使えるようになり、今年は枝豆、キウリを作った。
寂しいのは春の見事な花がなくなったほかに、セミがいなくなったこと。
桜の最後の夏は、2021年コロナの初年度。リモート会議のとき、セミがうるさいくらいだったのが、もうほとんど声を聞かない。
昨年、周りの根を掘り出していた時、何匹か幼虫を見たが、彼らは根がなくなって生きられなかっただろう。
2023₋07₋30 5:59
ネギにセミの抜け殻があった。
しかしここは桜から離れている。今年伐採したハナミズキにいた幼虫だろう。
ハナミズキの根株で育っていた幼虫も来年からは出てこないだろう。
昨年2匹いたヒキガエルも住処がなくなって2度目の夏、さぞかし困っているだろう。
2023₋07₋30 5:58
この朝の収穫。
雨が少ないからミョウガはあまり出ない。
野菜の出来が良いのは、サクラがなくなったせいより、私の腕が上がったせいと思いたい。

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