2023年10月27日金曜日

落花生収穫、不作でも作り続ける理由


夏の猛暑は9月まで尾を引いたが、10月は季節が進んだ。
10月15日は雨が降り最高気温が16.9度、コタツを作った。
その後はふたたび20度以上の暖かい日が続いているが、朝晩は寒いくらい。
庭では夏の間沈黙していたパプリカが実をつけ、そして大きくなり、大根も育っている。

コタツに潜り込んでいた翌日の16日は、一転25.8度の夏日。
気持ちいい陽気にさそわれ落花生を収穫した。
2023₋10₋16 9:24
枝豆は2016年に苗を植え、翌年以降からは毎年自家採取した豆を種にまいている。
今年は3月に種を蒔き、ビニールで保温したが、結局定植は例年通り4月末だった。
豆をとってざっと水洗いで泥をおとす。
例年通りコガネムシに大分やられた。
11:01
8回目となる収穫は、15株育てて1.8リットル。
昨年の2.3リットルより少ない。

毎年、今年こそは前年より多く取りたいと種をまいて苗を植えるのだが、特に何の工夫もしないのだから、前年より少ない年もあるだろう。

落花生は栽培期間が長く、かつ枝豆のように上に伸びず横に広がる。時間とスペースをとるわりに収穫量が少ない。毎年栽培はやめようと思うのだが、種を蒔いてしまう。

育てているのは節分にまく豆を自分で作りたいからだ。
信州中野では大豆でなく落花生をまいた。祖父と一緒に大きな声で庭にまいた。翌朝、朝日に光る雪の上に散らばった落花生を拾った。湿気ていた豆を食べるのも楽しかった。

その豆は祖母と一緒に秋収穫し、祖母が大きな鉄の中華鍋で炒ったものである。当時はガスコンロもあったが、竈で炒った。

伝統行事で使うものは自分で作りたい。
天皇陛下も新嘗祭の米はご自分で作っていらっしゃる。(大部分は職員が作業するのだろうが)
スーパーで安く買えるのだが、そういう問題ではない。

落花生を片付けたあとには早速ほうれん草をまいた。
全く千駄木菜園の土は休む間もない。
2023‐10₋24
左は白菜、右は宮重大根
2023‐10₋24
その後の落花生は、保存するため一週間乾燥したら、未熟の莢は小さく縮み、
新たに目についたコガネムシに食われた莢を除くと、全部で1.0リットルになってしまった。

人に差し上げた年もあったのだが、今年はその3分の1、4分の1くらいか。

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