2018年11月12日月曜日

山手線踏切、中里の線路

11/11日曜、田端の坂巡りは、滝野川体育館でのダンス練習に行く途中。
田端から北へ向かう。
大龍寺をすぎてすぐ、第2中里踏切。
第1はここと駒込駅の間にあったが閉鎖された。
現在山手線で唯一の踏切として知られる。
2018-11-11
2014年、妻夫木聡、瑛太、満島ひかり、柄本佑らが出た「若者たち」というドラマがあった。ずっと見ていたわけではないのだが、たまたま見たとき、この踏切が出た。
山手線の車両と、踏切の向こうにある巨大ゴルフボールで、ここがロケ地とすぐわかった。

主題歌は中学のころみんなで歌った懐かしい「若者たち」。
~ 君のゆくみちは、果てしなく遠い、
なのになぜ歯を食いしばり、君は行くのか、そんなにしてまで~

歌はタイトルに合わせて昔のものを使ったのかと思ったら違った。
1966年にこの主題歌でテレビ放送されたドラマがあり、見たドラマはそのリメイク版らしい。今日、知った。
駒込駅方面をみる。
5分間隔とすれば、2分で電車が来るから急いで撮影。
ちょっと背中が落ち着かなかった。
1時間の遮断時間が40分という。
遅延が発生した場合、電車の間隔が詰まるからずっと閉まるらしい。

田端駅方面。
左の上が山手線、右の下段が湘南新宿ライン。
踏切になっているのは山手線の部分だけ。

山手線というのは、田端、上野、東京、品川間を除くと、谷を越え、山を削っているから、踏切を作らなくても簡単に超えられる。
いっぽう、京浜東北線は平地で、しかも線路幅が広いから、越える場所(踏切、トンネル、跨線橋)はかなり少ない。
踏切を渡る。
この緩やかな坂の左側に山形県の寮があり、この日、寮祭で芋煮会。
地域の人に山形牛を使った芋煮を振る舞っていた。気持ちが動いたが、昼飯を食べたばかりであったのでパス。道路から女子学生が見えた。
そういえば、学生時代、長野県の寮が久我山にあって、古幡優一とか同じ高校の出身者が4人ほど入っていた。

円勝寺
踏切を越えたところ、ゴルフボールの向かいにある。
円勝寺坂とでも呼ぶべき坂から下を見ると、湘南新宿ラインが山手線をくぐるところ。

湘南新宿ラインはくぐったらすぐにトンネルに入る。
野生化した朝顔、我が家のものと同じく花数と比べて葉っぱが多い。

対岸を見れば、田端側の補助92号線の空き地。

中里側も用地買収が終わり、公園になっている。
しかし、92号線などやめて全部公園、広場にすればいいのに。
道路にしたら必ず規制緩和でマンション林立、人口集中を加速する。

本郷通りから分かれて聖学院の前を通り田端高台通りに続く車道に出る。
ここは跨線橋、富士見橋というらしい。
対岸を見ると擁壁の途中に、古いレンガの構造物。
のちに山手線となる豊島線(単線)が開通した明治36年、ここは切通しでなく、トンネル(道灌山隧道)だった。その入り口跡だという。
王子方面からの貨物線がきて、それを山の手が乗越えるためにトンネルに収まらなくなり、切通しになったと思われる。
田端駅の方に京浜東北線と新幹線が見える。
いつかフェンスの向こうでおにぎりを食べたい。

湘南新宿ライン(貨物線)はトンネルで地面をくぐっている。
地図を見ると、線路の真上に道路が二本、平行に(同心円というべきか)ある。
その二本の道路の外側は私有地のようだが、間は、同じ形の社宅が梯子状にきれいに並ぶ。国鉄はトンネルであっても、上の土地を買い、そこに社宅を建てたのだろう。

このあたり、三角形の二辺を東北線と山手線で阻まれ、陸の孤島状態になっている。
非常に静かな、不思議な雰囲気の町であった。
湘南新宿ラインの出口。

JR社宅地のはずれは小さな公園になっている。
下を見れば、電車の線路だけでなく、新幹線の車両基地まで見える。
男の子なら喜ぶだろう。日曜の13時、誰もいなかった。


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