2020年5月20日水曜日

買ったオクラの苗を根を傷めぬよう分割

4月28日、ホームセンターの野菜苗売り場にオクラがあった。
半分しおれたような元気ない鉢で30%オフ、58円という。
そして一鉢に4本も生えている。

しかし家では種をまいて育苗中で、オクラは十分ある。
狭い庭には植えるところもない。
それでも買った。

買った理由は、2つある。
一つは家の丸オクラと種類が違う。
昨年買って残り、冷蔵保存しといたもの

2020-04-29
オクラ ベターファイブという栽培品種

ファイブというのは丸オクラと違い、稜線がはっきりした五角形ということだろう。
極早生というのが魅力。
草丈低く、分枝力が旺盛という。
家の丸オクラと比較してみたい。


もう一つの理由は4本あったことだ。
育苗業者は、種よりも土、鉢、手間のほうがはるかに高いから、発芽しない鉢のリスクを減らすため、ふつう一鉢に2~3粒まく。
買った人は一番いい1本を残し他は切り捨てる。
手で抜くと大事に残す1本の根を傷めるからはさみで切れ、と指示も細かい。

2014年5月、千駄木に住んで2回目の春、白山通りのオリンピックでオクラの苗を一鉢買った。
育てるのは初めて。
一鉢に2本生えていて、1本は切らなくてはならない。
もったいないから2本とも育てることにした。
オクラは根が弱いといってもしょせん植物、植えておけば回復するだろうと土をくずし、絡まる根を強引に分けて植えた。
すると枯れはしなかったが本当に発育悪かった。
それ以降、オクラは種をまいて育てている。

しかし、2014年の育ちが悪かったのは根を痛めたからではなく、日当たりが悪かったからではないか? 肥料をやらなかったからではないか?

と、教科書を信じない私。6年経ってリベンジ。

今回は無理に土を崩して分けるのでなく、根を傷めないように水の中で土を溶かすようにして絡まる根をほぐしてみる。

2020-04-29
ダメでもともと。実生の苗は他にあるのだから。

2020-05-01
2日後、葉っぱが落ちてきた。右はサツマイモ。

2020-05-04
すっかり葉が落ちたが、先端に緑の芽がみえる。
確かにオクラは他の苗と比べ根の分割には弱いようだが、何とか持ちこたえそう。

本命の実生オクラは小さい。
2020-05-05 
実生オクラ
4月10日に10粒まいて4月23日から5芽出る。

左は実生の九条ネギ(3月22日種まき)

2020-05-05
追加オクラ。
実生ナスの発芽しないポットに4月22日8粒まいた。30日ごろ7つ発芽。
発芽率よく、育ちも先発オクラに追い付いてきた。
早くまいてもダメということだ。

2020-05-16
実生オクラ13、苗オクラ4を地植え。

教科書的には畝間60x株間45センチ(または50x50)とあるが、そのまま植えたら6株しか植えられない。

しかし、歩く敷石に葉っぱが垂れてくるのを覚悟でスペース一杯に、また秋まきエンドウが枯れてくることを前提にエンドウの際に、そして発育悪いから大きくならないことを見越して40x40という間隔で、倍の12株植えた。それでも5株余ってしまった。

さて肝心の、根をほぐして分けたオクラ苗は葉も出て来た。
早生というので楽しみ。
2020-05-20
オクラは英語 okra で、語源はガーナで話されるトウィ語の nkrama という。
原産地はアフリカ東部、本来は多年草で何年も繰り返し実をつける。
今年は越冬させてみようかな。

2020-05-20 スナップエンドウ
今年の天気はどうだろう?
コロナと世の中はどうなるだろう?


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