今年は暖かい。
さらに啓蟄も過ぎた。
2016、2017は3月5日
2018,2019は3月6日
2020,2021は3月5日
うるう年で直前に1日入った年と翌年は5日になる。
2021-03-06
フキノトウは開き、こごみも株によっては青芽が出てきている。
小松菜は巨大化しトウが伸びてきた。
急がないと食べられなくなるが、差し上げる人がいない。
近所にもっていっても喜ぶか迷惑に思うか不明。
次女が美容院に来て立ち寄った。
3週間前に結婚式をしたとき以来だが、ゆっくり話すのは1年ぶりくらいではなかろうか。
野菜を持っていくというので収穫した。
2021-03-06 16:57
左から巨大小松菜、白菜、フキノトウをもたせた。
今年失敗作のニンジンは要らない、と言った。
大根は葉を落としても1530g、どこに出しても恥ずかしくない出来だ。しかし3月になってトウが立ち始め、身の様子、固さを調べたいので持たせなかった。
大根、白菜の場所は12月以降、収穫したところから空きはじめた。
ここは5月まで植えることはないのでもったいないことをした。
都会の貴重な土地、来年は玉ねぎでもやろうかな。
さて、啓蟄。
冬眠していた虫が暖かくなって出てくる季節、という。
啓は、啓蒙の「蒙をひらく」のように動詞だから、主語と目的語がある。
昔は虫が主語だと思って、「蟄啓」のほうがいいのではないかと思ったが、年を取って毎朝庭を眺める生活になると、主語は天、気候ということをしみじみ思う。
もっとも実際は蟄虫啓戸(七十二候)のように虫が主語であるかもしれないが。
2021-03-09 6:53
真ん中のトウだけ先に食べた巨大小松菜にネットをかけた。
むこうはキャベツ。
さて、啓蟄で冬眠から覚めるのは何か?
昔の虫は獣、鳥、魚以外のものすべてを指したから蛇、カエルなども含まれただろうが、
目立つのはチョウだろう。あるいは青虫だろうか。
異常に暖かい日が続いた2週間前の2月21日、モンキチョウが1匹飛んでいた。
それ以来姿を見ないがまた眠ったのだろうか。
モンキチョウと似たものにキチョウという種もあるらしい。ともにシロチョウ科 Pieridae モンキチョウ亜科 Coliadinaeに属するが、モンキチョウ属とキチョウ属とに分かれる。
両方とも国内に普通に分布、姿も似ている。前者の出現期は3-11月頃。幼虫で越冬し、早春に羽化する。いっぽう後者は成虫のまま越冬するという。
一匹だけならいいが、雄雌が飛んで卵を産み付けたら厄介なのでネットを張ることにした。
残っている白菜、小松菜、それとほうれん草。
本当はまだネットは張りたくなかった。網は日光で劣化しやすく一気に崩れたら散乱して回収できず、やがてマイクロプラスチックになるからだ。だから張る期間は短くしている。
また、地中にいる幼虫が羽化するのは防止できないが、ネットがあれば成虫が網の中にトラップされ、殺処分できるから来年以降の虫害を減らせるかもしれない。
ほうれん草の出来はまあまあ。
左上はエンドウ。右は春菊と白菜(ともに出来損ない)。
白菜の不良苗は秋から試しに置いておいたが、やはり成長しなかった。
しかし啓蟄以降の虫の発生、飛来の観察台にちょうどよい。
私のように、常に一匹だけで来て、地面をつついて回っている。
3月13日、春の雨が上がった夜、ヒキガエルが庭を歩いていた。
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