2017年1月14日土曜日

有明の月(1) 日の出、日の入り

1月14日、西日暮里駅の朝6:45。
ちょうど開成の上に満月が見えた。

写真を撮ろうとしたが、映らず、人間の目はすごいなぁと思いながら、いろいろ試みているうちに電車がホームに入り、月の撮影は断念。
もっと暗いうちに撮らなくてはダメだな、明日早起きしようかな、なんてネットで暦を調べてみたら、
(気象庁HP)
  東京2017年1月14日(土)
  日の出   6:50
  日南中時   11:50
  日の入り  16:50
  月の出   18:54
  月南中時   0:52
  月の入り   7:50
  正午月齢 (15.8)


そうか、こんなに明るくても日の出前だったんだ。

日の出が一番遅いのは、冬至ではなくて正月明けである。
これもちゃんと調べると
                    日の出 日の入り
   11/26 6:27  16:29
  12/ 5  6:36  16:28

   12/21  6:47  16:32(冬至)
   1/ 7  6:51  16:44
   1/14  6:50  16:51

つまり冬至を過ぎても、夜明けはさらに遅くなるのである。
一方、夕方は日暮れが遅くなって明るくなった気がするが、確かに冬至より19分、12月5日より23分も午後が長くなっている。

これに初めて気が付いたのは高校生の時。
信州中野から長野市まで通っていた。正月休みが終わって、また暗いうちに起きるようになったら、休み前より暗く感じた。冬至が過ぎたら明るくなるはずなのに、と思っていたから、調べたら確かに日の出時刻が遅くなっていて驚いた。
さっそく地球の自転と公転を図に書いてみて、なるほど、と喜んだ。
賢い子供なら中学生でも解けるだろうが、今の子は忙しくて朝の暗さなど不思議に思ったり問題にしたりしないだろう。

あの感激を家族に経験させたくて、この問題を出したいが無理である。
妻は「そんなの私に分かるわけないでしょ。今テレビ、」。息子はたぶん「めんどくさい、わからん」とスマホ、キンドルから目を離さず、仲の良くない長女は私を無視するだろうか。次女は毎晩帰りが遅くて、年明けてから1,2回しか見ていない。


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