2017年1月17日火曜日

迷って大根初収穫、710グラム

一昨日、ダンス競技会の会場に妻からメールが来た。
 「鍋にするんだけど、白菜、どれをとればいい?」
 「小さいから二つ取らなくちゃだめだろう。一番混雑している所の、大きいのを取って下さい。」
しかし、混雑しているところの小さいのと、空いているところの大きいのはどちらを選ぶか? 
彼女はとくに迷わなかったらしい。

今朝、大根を前にして私は迷った。
間引きを優先するか?大きいものからとるか?
さらには、もう少し待ったら、もっと大きくなるのではないかと、この期に及んで抜くかどうかさえも迷う。

昔から迷う子どもだった。
専業農家の長男であったから小さいころから農作業をしたが、例えばリンゴの花つみ、摘果、葉摘みなど、どれを残してどれを摘み取るかで迷う。
いちいち聞いたりしたものだから、父は「お前は百姓に向いていないな」といった。

それでも中学の頃、後継者に関する農協のアンケートで父が
「継がせる気はあるが、本人が嫌なら仕方がない」と書いた紙を偶然見た。
嫌だといったことは一度もないが、高校でたまたま進学校に進んだため、成り行きで上京してしまった。そして帰らずに勝手に就職。
私は何も言わず、父も何も言わなかった。

優柔不断は60歳になっても治らないが、農業でなかったから、何とか生活はできた。

いろいろ見比べて、2本、抜いた。

宮重総太り大根。
甘く、尻の肉付きもよい。収穫まで60日と書いてある。前年より2週間早い9/4にまいているから、11月に収穫できるはずだが、非常に遅い。もったいなくて間引きが不十分だったか。
そろそろ化学肥料を使わないとだめだろうか。

葉っぱを切り落とすと610gと710g。
昨年はとった時期にもよるが、聖護院と合わせて、800gが1本、600以上が6,7本だった。

3月になると筋っぽくなるし、小さいのは長く待っても大きくならないから、どんどん見切りをつけなくてはいけないのだが、自分で育てると、つい成長を期待してしまう。

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