2018年7月10日火曜日

日蔭で育つ野菜、ミョウガ・コゴミ

小さな家が密集する都会。
家の庭で野菜を作るのは、狭い区画の市民農園を借りて作るよりはるかに難しい。
土も問題だが、一番の違いは日当たり。

我が家は南東角地にもかかわらず、桜の大木と柿の木と、高さ2メートルを超すレッドロビンの生垣で、日当たり部分は狭い。
そこで引っ越した2013年以来、日陰で野菜を育てること、家の西北スペースの有効利用を大きな目標としてきた。

ネットを見れば日蔭、半日陰で育てやすいものとして
・シソ
・三つ葉
・フキ
・ショウガ
・ニラ
・バジル
・ミント
・セリ
・ミョウガ
・クレソン

などとある。
ミント、バジルなどは興味がない。
シソ、ニラなどは南側で雑草のようにあちこち生えているが、特に場所を取らないので、敢えて西北で試さず。

フキは2年間試したが、いまいち元気がなかった。日当たりなのか土(栄養不足)なのかはっきりせず。
ショウガは昨年植えたが、きちんとした種イモを植えなかったので成果不明。

ミョウガは2013年に長野から持ってきたものを植えた。
北側に植えたものは元気がない。ここは古い家の壁(石膏ボード破片)や瓦礫など埋まっていて、土が悪いのかもしれない。

西側に植えたものは元気がいい。
今年は数十年ぶりにミョウガタケ(茎の部分)を刻んで食べた。
子どものころは大根のみそ漬けと一緒に細かく刻み、鰹節をかけたものが大好きだった。ご飯がいくらでも食べられる。私以外の家族は誰も食べない。

2018-07-10
しっかりミョウガが出ている。

以下、ネットにないものを試した結果。
まずコゴミ。
山の沢(木陰)に群生しているイメージから、植えてみた。
上の写真は桜と柿の下で昼なお暗い。土はよい。
育ってはいるが、日向のものより小さい。
家の北側にも植えた。こちらはまあまあ。

長野から持ってきた菖蒲。
良い匂いだが、大きくならず。
端午の節句で風呂に一度も入れていないのは、育たないからではなく、冬至のゆずと同じく毎年忘れるからである。

ウルイ
まあまあ日蔭でも育っている。

こちらはもっと日光が少ない場所のウルイ。
北側のミョウガ(上の写真)と同じく、日が当たらないと緑が濃くなるような気がする。
この場所は2013年にフキを植えたが、年々葉っぱが小さくなり2,3年で消滅した。
ウルイは2015年か16年に植えた。

エシャロット(らっきょう)

生ごみを捨てていると、あちこちから山芋の芽が出てくる。試しに日蔭に移して育ててみた。地中に芋ができているかは確認していないが、ムカゴ(下の写真)はできている。


2018-07-10朝
トマトの下はシソ。ミョウガは初収穫

光合成が不十分なら糖分はできない。
芋のような貯蔵デンプンを食べる植物、果物のような甘さを売りとする植物は、日陰で育ててもダメだろう。葉っぱそのものを食べるような野菜が適すると思われる。


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