4月4日、秋葉原にきた。
13:50に神田川にかかる万世橋をみて、昌平橋をすぎ淡路坂を上がった。
御茶ノ水駅の聖橋側改札口は西に移動していた。
丸善の前をとおって、14:16御茶ノ水橋のスクランブル交差点から明大通りを駿河台下交差点まで下りてきた。
(別ブログ)
靖国通りを西へ、いよいよ数年ぶりの神保町古書店街、
と思ったら日曜は休みのようだ。
昔から日曜休みだったかな?
もっともわざわざ埼玉からくることはなくて、たいてい近くで学会があった時だから日曜に来ることはあまりなかった。
14:37
空いている店も少しはある。
洋書専門、理工学書中心など、古本でも店によって特徴があったが、閉まっているとどこがどこだったか分からない。
1975年、上京して大学に慣れたころ、フランス語の辞書を買いに来た。新品同様だったが定価2000円が1800円くらいだった。生協で買っても1割引きだから意味なかった。当時国鉄は初乗り30円、渋谷からお茶の水まで片道50円。フランス語学習の参考書も神保町で買った。
今思うと、古本といえど後のブックオフと比べると安くない。
当時は古本は安いという意識しかなかったから関心もなかった。
しかし90年代になり、人文科学に興味が出たころ、また近くに来たら覗くようになった。古い地図を床に広げて脚立の上から写真を撮っていた店はどこだっただろうか?
古地図で有名な人文社は2013年倒産した。本社は文京区大塚に移転する前、神保町でなく三崎町のほうだったから、違うようだ。
丸のバックナンバーなど戦記物を多くそろえていた店は靖国通りだったかスズラン通りのほうへ入る道だったか。福井静夫著作集で持っていないものを探した。
澤口書店は靖国通りに3店あり、ここにはこけしや筆などもあった。
ネット時代になって雑誌、書籍が売れなくなり、書店もどんどん閉まっている。
古書、稀覯本にはネットにない情報もあるしマニアもいるから、一定の需要はあるだろうが、それでもアマゾンなどで探して注文してしまう。
神保町も経営が苦しいのではないか、と店員さんに聞いてみると、それほど人出、売り上げは減っていないという。ネットで本を買うより、店をはしごして歩きながら手に取り、ときには予期せぬものを見つけるのは確かに楽しい。
14:48
靖国通りと白山通りが交わる神保町交差点
神田古書センターは1階に高山本店
確か司馬遼太郎が坂の上の雲を書くとき、登場人物に関係する書籍、手紙などトラックいっぱい資料を買い集めたというが、ここの主人に頼んだのではなかったか?
ちょっと覗くと何やら古い資料が横積みになっている。
敷居が高くて入れず。
高山書店は「街道をゆく」全43冊揃いを13200円でネット販売していた。1冊300円か。昔、持っていないものを古書店を歩いて買ったが、1冊600円くらいだった。
狂言五十番、25万円。
高山本店のショーウィンドウは高そうな本が並んでいた。
14:57
壁側一面書棚の矢口書店は健在
澤口書店神保町店
懐かしい絶版漫画が並ぶ。水木しげるや梅図かずおは今でも違う判元から出そうだが、望月三起也、上村一夫、桑田次郎、川崎のぼる、貝塚ひろしなど今の人は知らないだろう。
白山通りまで戻り、
再び神保町交差点に出る。
この交差点から後楽園遊園地が見えた。
15:19
靖国通りから並行するスズラン通りに行く途中、偶然さぼうるに出くわした。
この老舗の喫茶店は初めだが、日曜は休みのようだ。
スズラン通りはきれいになったが、何となく寂しい。
学生時代、神田が詳しい綱島の叔母に中華料理をごちそうになった。
二階に上がる店だったが、どこだったか不明。
湘南堂書店
未整理本、掘り出し物がありそう。隣は虔十書林。
芳賀書店とともに古書店連盟の地図にはない。加盟していないのかな。
白山通り
昔はこちらにも古書店はけっこうあった。
靖国通りのように軒並みではなかったが、ときには覗きながら水道橋駅から帰った。
アングル別冊1979年10月をみると古書店らしきが17店数えられたが、今回もらった神田古書店連盟の地図では7店。
こちらは昔からこだわりある店は少なかった気がする。
こだわりがないとブックオフのようなきれいで安くて探しやすい店には勝てない。
そこからなら何回も歩いて帰ったことがある。
神保町交差点から千駄木の家まで4.1km。
仕事を辞めたら自転車で月1回くらい来てもいい。
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