2021年5月9日日曜日

エンドウの根がサンゴのように肥大、病気か?

窓から外を見ていると鳥がやってくる。
スズメ、ムクドリは毎日、キジバトはときどき、
あちこち畑をつついて回る。
発芽したばかりの枝豆を食べないだろうかと心配になる。

あるいは、畑と通路の間にほんの小さなスペースを見つけ、そこに行き場のない落花生を植えられないだろうか、と試したくなる。

すなわち、すぐ、1日に何回も庭に出たくなる。
キャベツは順調

2021‐05‐07
ホウレン草の発育悪い2本が残っていた。
ちょうど雄株と雌株だった。受粉を促すため二人が離れぬよう胴体を縛ってある。

日陰の狭い場所で育ちが悪くて食べなかった大根も花が咲いて残っていた。
まだ種を取ったことがなかった。

花が散ると種のある細長い莢ができる。(写真ではトウの先端)
しかし全部、柄だけを残し自然と落ちてしまう。
野沢菜の種は簡単に取れたが、大根は違うのだろうか?
日陰の1本だけだから、結論は分からないが、アブラナ科アブラナ属とアブラナ科ダイコン属の違いだろうか?

スナップエンドウはそこそこ収穫できている。
2021‐05‐08
昨年は不作で、最後に取った自家用種もしわくちゃで貧弱だったが、
11月にまいたら8本育った。
十二分食べるほど取れている。
この日も収穫していたら、端の1本が萎れていた。

根元を見ると切れている。
さてはヨトウムシか、と慎重に土を掘っていく。
するとナントカバエの幼虫のような小さくて黒いウジ虫がでてきた。
こいつが犯人か。
もっと大物がいるかもしれないと掘り探し続けると、
驚くべきものが出てきた。

エンドウの根に不思議なものがついている。
触るとポロリと取れる。
土が付着していないということは、表面は繊毛で覆われているのだろうか。
形はサンゴのように枝分かれし、色はカビのような青で先端はピンク。

これはエンドウの根が肥大したものか?
それとも違う生物が寄生しているのか?
萎れたのはこれが原因だろうか?

豆類の根に寄生する根粒菌の瘤がある。
千駄木菜園でも枝豆、落花生で見てきた。
2017-10-31 落花生の根粒(根瘤)
こぶというより「粒」というほど小さくて丸い。

しかし今回のものは全く違う。

隣のエンドウを掘ってみる。
2021‐05‐08
一つ、ミニサンゴがついていた。
花びらのようだ。
さらに隣のエンドウを掘ったらついていなかった。

平常の根粒、すなわち共生こぶならどのエンドウにも同じようにあるだろう。
異常とみるべきだ。感染するものかもしれない。
改めて他の株の葉っぱを見ると例年通り、カビのような白い粉が葉に出てきた。
毎年見るものは、仕方ないなとは思うが怖くはない。
しかしサンゴ瘤は何か得体のしれないような不気味さがある。

夜ネットで調べたらはっきりしないが似たような画像があった。どうも根粒のようである。
それならどの株にもあるはず。
翌朝(さっき)残り全部掘ってみたが、ひとつだけしか見つからなかった。

ただし、最初の株は根を全部掘ったが、残りは掘りすぎると枯れてしまうためきちんと調べられなかった。
根粒なら今年になって初めて見られた理由は何だろう?
今まで収穫期が終わり伐根するときだけ根粒を見ていたため、サンゴ型のものはポロリと取れて地中に取り残され目に触れなかったからかもしれない。

昨夜取り出したサンゴ型根粒は、感染を恐れてコンクリートの上に隔離していたが、乾燥して小さくなっていた。



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