2022年11月30日水曜日

65歳からの職探し 9 スーパーの品出し

このところ青森旅行のブログばかり書いていたが、その間、大きな出来事があった。
スーパーのアルバイトを始めたのである。

居酒屋は週1回の夜2~3時間なので、時間が余っていることに変わりなかった。
家から三番目に近いスーパーにいくとレジのそばにアルバイト募集のポスターがあった。

いくつか職種がある。
レジはトラブルがあるとドタバタして嫌だな。
ベーカリーは大変なことが分かっているのでパス。
農産部門がいい。
買い物でも一番関心のあるのは野菜だし、千駄木菜園、シェア畑アルバイトの続きで業界、消費者の動向も見たい。

パートとアルバイトの違いも書いてあった。
パートは昇給、定期健康診断があるが、週12時間以上働かなくてはならない。
アルバイトにしよう。
時給は都内最低賃金が10月1日から1072円に改定されたことから1075円。
それまでは1041円を踏まえ、1050円だった。
退職老人や主婦はいいだろうが、これしか収入がない人は大変だろう。

10月面接、採用の電話をもらう。
週2回、朝8時から11時まで。
青森旅行などあったので初出勤は11月11日。
朝ユニフォームに着替えて、定時勤務ならタイムカードは8時の3分前にピッとやるよう指示される。
初対面の農産主任・Nさんとあいさつもそこそこに、慌ただしくみんなと売り場に出ていく。

レジの横や通路に所狭しと積まれている業者からの納入野菜を片付けなくてはならない。
大きなカートにびっしり積まれた段ボール箱やコンテナを、玉ねぎ、芋類なら根菜コーナー、みかんなら果物コーナー、加工するもの、多すぎる品物などはバックヤードに運んでいく。
台車はドーリ、折りたたみコンテナはオリコン、イフコと呼ばれている。

初日なのに、全体の説明を聞いていないのに、ばたばた指示を受けて動く。
高齢女性が多いので、力仕事では役立つと思う。
張り切って段ボールを持ち上げるが、ニンジンが意外と重い。バナナは箱が大きいからもっと重い。しかも何箱もある。そういえばバナナは安いし手軽だし、家でもよく買うものなあ。バナナの一人当たり年間消費の重量、値段あたりの重量などを考えたりする、なんて時間はない。

居酒屋の皿洗いでも背中、腰が痛くなるから、重いものを持つのは怖い。段ボールと台車だらけで身の置き場、足の踏み場もないようなところで変な姿勢で段ボールを持つ。重いコンテナに指も挟まりそう。もう少し慎重に動きたいが、そんな余裕はないほどこの時間は忙しい。

館内放送は最初はラジオ体操などで始まり(やる余裕なんてないのに)、天気や前日の売上高などの話が続くが、そのうち「開店1時間前です」「開店30分前です」と言い始める。客が来る前に通路を空けなくてはならない。

段ボール箱を売り場などに散らばせたら、急いで開封、棚に並べる。
大根、キャベツは残っているものはカット用に回すためすべて回収、新しいものに入れ替える。他のものは古いものを手前または右に寄せ、新しいものを奥に入れていく。

キャベツは外側の葉っぱを取り除いて並べるが、葉脈をたてに並べるときれいだとアドバイスされる。
品物は上手に、なるべく多く並べる。途中で補給しなくて済むように、また、狭いバックヤードに置かなくて済むように、高く積み上げるが、しばしば雪崩を起こす。
9時半開店だから忙しい。

サツマイモはバラ、袋入れがあり、我が家の芋と比較してしまう。
2022‐11‐13
千駄木菜園2回目の芋ほり、11.3キロ。
今年は22キログラムとれた。

一通り並べ終わるとバックヤードに入り、野菜の加工をする。
ベテランの女性がキャベツやブロッコリーの2分の1カットなどを作りサランラップで包んでいる。私はラベルを貼る方法を教わった。
バーラベ装置に品番、産地を入れ、枚数を指定するとバーコードラベルが出てくる。
大根の葉っぱも30円の値札をつけると売れる。

子どものころ野菜のパック詰め、袋詰めを手伝ったことを思い出す。
しかしそれは農作業が終わり暗くなってからテレビを見ながらのんびりしたものだった。
子どもだったから多くは求められなかったし忙しくもなかった。
2022‐11‐14
千駄木菜園、大根初どり。1.3キログラム。

また、レンコンなど大きさがばらばらなものは、秤付きのラベル出力装置に必要事項を入力して一つ一つ乗せれば、値段付きのラベルが出てくる。レンコンはそんなに好きではないが、100グラム98円、けっこう高い。こんなの妻はよく買ってくるな。でもよく売れるようだ。

ラベルを貼った品物を棚に並べてくるよう指示される。が、置き場が探せず、聞きに戻ることがしばしば。でもみんな優しい。

あっという間に2時間過ぎ、落ち着いた農産主任のNさんが、労務関連などいろんな説明をしてくださった。出勤したら冷蔵室の前に貼ってある健康チェック表に〇を記入(具合が悪ければ電話して、出勤しないように!)、毎月1回検便用サンプルを出すこと、など。
最後に、「今まで経験あるんですか?ずいぶん動きがてきぱきしているんで」と褒められた。居酒屋で鍛えられたおかげかな? 嬉しい。

9時半を過ぎて売り場に品物を出しに行くときはお客さんがいっぱいいる。お年寄りが多い。たいていカートを押して品物をじっくり見ていたりする。
せっかくきれいに並べたのに、奥の新しいほうから取っていかれ、棚が乱れていく。

3種類あるバナナの前でどれが美味しいかしら?ときかれ、今まで安くて本数の多いものが選ぶ基準だった私としては答えられない。
先日は新しい産地のミカンが入り、スタッフで味見した。お客さんに聞かれたときのためであるが、どれも美味しい。昔は美味しくないミカンもあったのだが。

福神漬けはどこですか? 餃子の皮はどこですか?など農産以外のことも尋ねられ、一緒に探すのが楽しい。食パン5枚切りが欲しいんだけど、と言われると困るけど。 

まだ野菜の値段を見て高い、安いと思う余裕はない。
でも大根やキャベツを触るのが楽しい。
もう少し経ったら、きょうのリンゴは美味しいですよ、などと言ってみたい。


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