2022年7月25日月曜日

トウモロコシの収穫とハナムグリ

2022-07‐05
トウモロコシは難しい。
最初はお遊び(観察用)で2018年1鉢、2019年2鉢と、買った苗をうえた。
受粉させるためには多数の株が必要と分かり、翌年から自家採取した種をまくことにした。
2020年は収穫直前にハクビシンにやられ全滅。
2021年は4回にわたって合計56粒まいて、35芽出て、そのうち育った苗が25本。まともに実がなったのはわずか2本。

そして2022年。
昨年と同様、25本くらい育った。
7月18日、実の詰まりが不十分だったが2株収穫、味はまあまあだった。
2022‐07‐22
しかし、一番期待していた大きな株の実にコガネムシが2匹、頭を突っ込んで食べていた。
しかし掴んで取り出してみると頭がとがっている。色も光沢あるコガネムシの単色(黒~緑~玉虫色)でなく黒字に白い斑点。
葉を食べるコガネムシでなく花の蜜などを吸うハナムグリ(花潜り)のようだ。

甘いトウモロコシの実を見つけて、えさ場にしてしまったのだろう。

今からは消毒もしたくないのですべて収穫することにした。

2022‐07‐24 6:09
25本ほどあったが、生育にバラツキあり、まだ雌穂が出ていないものもあった。
種用の1株を除きすべて収穫。
6:10
皮をむく
上から1,2,3,4とすると、
トウモロコシ4はすべて受粉して実になっているが(A果)穂が小さく雌花が少ない。
トウモロコシ1は、そこそこ雌花があったが、下のほうしか受粉していない。上部はベビーコーンのようである。(A果+B果)
ところが、トウモロコシ2は受粉したのは数粒で、のこりは実になっていない。1上部の未授精B果とは違う(A果+C果)。
トウモロコシ3は、A,B,C果がすべてある。
どうしてこうなるのか、今の私にはわからない。

6:19
これが農家のトウモロコシなら食べきれないほど取ってしまったわけだが、ここでは簡単に食べ終わるだろう。

まとめ。
昨年と全く進歩なし。
何もやり方変えていないから当たり前かもしれないが、やりようがない。

7:36
トウモロコシがなくなってすっきり。
この菜園は収穫より土地が増えることのほうが喜ばれる。
この場所は秋に大根をまく予定。

トウモロコシと落花生の混合栽培は失敗。
トウモロコシの苗が余り、落花生の間に植えて立体栽培を目指したが、植えた苗が悪かったのか大きくならなかった。落花生のほうもトウモロコシのせいで少し発育が遅れたような気がする。
2022‐07‐24 9:46
1年分のトウモロコシが1鍋に収まった。

3年やって分かったことはトウモロコシの育ちには個体差があり、いい苗はどんどん大きくなっていくが、そうでないものはダメということ。
来年は、
1、いい苗だけを定植し、育ちの悪い苗はもったいなくても捨てる。
2,いい種を使う。

今までケチな私は、食べられないようなもの、捨てても惜しくないものを翌年用の種に残した。
サツマイモは小さい芋を残したし、エンドウなどの実なら取り損ねて硬くなってしまった莢を種用にした。ホウレンソウなどは発育が悪く、最後まで収穫しなかった株を種用に選んだ。
トウモロコシの場合、種用に残すと一本ぜんぶ実が硬くなりすぎて食べられないから、小さいものを種用にしていた。

しかし種は本来、優れた株、優れた実から取るものである。
古来から人々は、いちばん立派な実を神々に供え、祈った。これが冬を越え翌年春、種としてまかれただろう。優れた株の種は優れた株になるという遺伝の法則を知らなくても、自然と優れた野菜の品質が維持されていった。

今年のトウモロコシは、奮発して背丈が一番高く、実が一番大きく、粒がびっしり詰まった株の種を残そうと思っていた。
その、早いうちから決まっていた期待の株こそ、ハナムグリに食べられた株であった。


0 件のコメント:

コメントを投稿