この年齢になっても驚くような気付きはあるものだ。
千駄木菜園で驚いたのはコウガイビル以来だな・・・・
庭に場所がなくて鉢に植えたままの果樹の苗があった。
不知火、イチジク、桃である。
鉢は大きいといっても下から根が出ていて早く本植えしないといけない。
どこに植えようか。
サザンカ、ハナミズキ、キンモクセイを伐採、抜根したといってもそこは日当たり悪く植えられない。
そこでイチジクを一本抜くことにした。
今イチジクは3本ある。
2本は道灌山通で拾ってきて地植えしたもの、もう1本は昨年2月、埼玉で買って鉢植えのままになっている苗である。
一番育っている一本は昨年夏に初めていくつか実をつけたが、その場所が欲しかったので、可哀そうだが抜くことにした。
抜こうとしてびっくり。
根っこがとてつもなく長く、引っ張ると切れずにずるずる抜けてくる。
浅いところを這っている根は、抜こうとすると、落ち葉や草を盛り上げて飛びだし、それが長い距離を走るように伸びていく。
2023‐02‐13 8:12
広いところに出して撮影
青い支柱は150センチ。
つまり根の長さは3メートル、4メートルはある。
重要なのは、切れないように、なるべく長く掘り出そうと思ったわけではなく、無造作に引っ張り、ぶちぶち切れてもこの結果だということ。実際、浅いところでなく深く沈む太い根(もっと長いと期待される)は、引っ張っても抜けずまた切れなかったのでノコギリ、ハサミなどで切断してしまった。
よく木の根っこは上部の枝の下まで広がるというが、イチジクに関してはそれ以上である。こんなに長くなるほど進化した理由は何だろう?
2023‐02‐13
死体現場のようにも見えるのはイチジクの根。
あたかも新種の巨大クラゲのような姿。
放っておいたら庭中イチジクの根っこになるのではなかろうか。
この姿を見ると抜くのが可哀そうだと思った気持ちは消えてしまった。
2023‐02‐15
イチジクを抜いた場所に植えた不知火みかん
別ブログ
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20220616 コウガイビルが庭にいた
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