ラテンB級
サンバ:心配していたステップの間違いはなかったが、何回かぶつかって、思ったように踊れず。
チャチャチャ:曲がいつもの練習場より遅く、早まってしまい、修正するのに気を取られ体を使えず。
ルンバ:「4で右足乗って1で踏みつけ2で左足出す」というのを音をはっきりさせるため「1でのって2で出す」という風に変えて上手くいった。
パソ:可もなく不可もなく。
結果を見に行って血の気が引いた。
ほとんどの組が番号に黒い網掛けされて二次に進んでいるのに、私のところだけ白く抜けている。まさかの一次落ち。
34組中29位。
29組中26位だった先月8日と全く同じ。
あ、1月15日も13組中10位だった。
昨年は昇級こそしなかったものの決勝に2回行き、準決も何回かあり、一次落ちはほとんどなかった。それが、落ちる人がほとんどいない一次予選で、落とされる本当にへたくそな、わずかばかりの組に、2回とも入ったのである。偶然では済まされない。
いったい何が起きているのか理解できなかった。
パートナーは「もうやめたい」とテーブルに突っ伏してしまった。
着替えても11時前だった。ライバルたちが勝ち残っている中でずっと午後まで控室にいるのは嫌なので、外に出ようと誘ったが、「寝る」と顔をあげなかった。
「じゃ、30分くらい散歩してくる」と私は外に出た。
こんな時は気分転換で、かねてから気になっていた象設計集団がつくった、このシンシュウカンという建物を見ることにした。
そして歩いて5分ほどの笠原小学校も見に行った。
ブログ:http://tkobays.blogspot.jp/2017/02/blog-post_12.html
確かに素晴らしい建築だったが、やはりダンスのことが頭から離れなかった。
たった一人残されたパートナーは、控室でどういう気持ちだろう。
可哀そうになった。やっぱり無理にでも連れ出すべきだった。
早々に戻ってきたら彼女はラテンの準決勝をみていた。昨年ずっと私たちが勝っていたライバルが、先月同様まだ勝ち残っていた。
ぽつんと座っていた彼女は私に気づくと、立ち直ったのか、カラ元気なのか決勝戦をスマホで録画して研究するという。
決勝には、私たちより下手に見える組もいた。しかし私たちの目で下手に見えるだけで、真実は、つまり審査委員から見たら、私たちは彼らより何段階も下手なのである。
気を取り直して2階にあるレストラン(フリースペース)でゆっくりと遅い昼食。
「決勝に残った人たちは、古臭いけど音符通りきっちりリズムをとっている。私たちは先生に言われたようにメリハリ付けた新しい音の取り方に変えているけど、若い人のように体が動かないから、かえってぎこちなく見えてしまうのではないか?」
彼女はスマホの録画を見ながらこう分析した。
午後は3時過ぎからスタンダード、ミドルシニアA級に出た。
・ずっと前傾を保つ。
・各音の最後には次の足が着地点のそばまで進む
練習で少しずつできるようになった以上の2点だけを実践したかったのだが、いざ始まると、いつものように、私の脳は周りとぶつからないようにすることで精一杯、2つの心構えはすっかり吹っ飛んだ。
でも何とか12位に滑り込み、ミドルシニアのクラスは維持できた。
先月と同じように1回戦で負けていたらダンス引退を考えるところだった。
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