2017年2月26日日曜日

長野のふきのとう

フキノトウが出ている。
1月28日は土から出かけている程度だった。
2月26日、トウは立っていないのだが花は満開である。
蕗は地下茎で増えるから、花芽はとっても影響はないのだが、まだ食べていない。

二軒隣のお宅にも蕗があるのだが、まだ花芽は出ていない。
我が家のものは、昨年長野の実家から地下茎を持ってきて植えたものだから、信州のと東京のものでは少し遺伝子が違うのかもしれない。同じ蕗と言っても、大根と同じように、少しずつ地域によって違うのだろうか。

ところが、よく考えたら、我が家の他の場所の蕗は花芽が出ていない。それは20年ほど前に長野の実家から埼玉にもってきたものだ。ということは我が家の2種のフキは、恐らくクローンであり、同じ遺伝情報を持っていながら、環境によって性質が変わっていくのだろうか。

昨年持ち込んだフキは葉が大きかった。
たぶん信州の最適な条件で根茎が太くなり、移植した年の夏の地上部も大きく成長し、その結果、栄養が蓄えられた地下茎も太く、フキノトウが出たのではないか。

しかし、年々関東の風土に適合して小さくなり、フキノトウの出も遅れるのかもしれない。このとき遺伝子の変化は、エピジェネティクスも含めて、ないとしても説明はつく。なぜなら前年の育ち具合で決まるからだ。

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